[野球][北海道日本ハムファイターズ観戦日記 2022]4/30 上沢の問題点は何か

「3点の援護をもらっておきながら、情けない。チームに迷惑をかけて申し訳ない」(上沢)

「一発は結果論であって。あれがファウルになっていたら。次、抑えてくれたらいい」(新庄監督)

「みんなに『勝たせてあげたい』という思いが強すぎる。皆さん(報道陣)も含めて温かく見守ってほしい」(武田コーチ)

 上沢の調子が上がってきません。何が悪いんでしょうか。本人、監督、投手コーチそれぞれの談話からわかるのは「なぜ悪いのかわからない」ということだけです。登板間隔が一定しないことによる調整の難しさ、未だ白星なしという結果がもたらすプレッシャー……どれもありそうな理由だし、しかしそれだけでは説明がつかない気もする。もちろん上記の談話はあくまでもメディア向けの表向きのものですから、公には言えない事情があるのかもしれない。この際、一度登録抹消してローテを飛ばして、ファームで再調整してはどうでしょうか。もちろんそれも含め首脳陣は検討中とは思いますが、故障とか取り返しがつかなくなる前に、リセットが必要と感じます。技術的な修正点は上沢自身がよくわかっているでしょうから、まずは疲れをとって、フォームをいちからチェックし直す。

 上沢に限らず、今年のハムの投手陣が去年に比べて大幅に数字を悪くしているのはなぜか。今年のパ・リーグは極端な投高打低ですが、その中でもハムだけがチーム防御率4点台と突出して悪い。投手陣は去年とそんなに大きく顔ぶれが変わったわけではない。変わったのは監督と投手コーチです。栗山監督から新庄監督へ。武田コーチは留任ですが、荒木、厚澤コーチが退団し、加藤コーチと島崎コーチが就任した。彼らの指導法、起用法に問題があるのか。フロントも馬鹿ではないでしょうから、原因の究明に乗り出しているはずです。もちろん今がたまたま悪いだけで、長いシーズン、これから改善される可能性ももちろんあります。しかしコーチの指導法や監督の起用法そのものに問題があるようなら、事態は深刻です。

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