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Vol.57 HCM(Tân Bình区)でワクチン

社会隔離も74日めです。ここにきて、私にもワクチンが来ました。

よくあることではないので、状況(Tân Bình区)を残します。

まず、7月中旬にワクチンのオンライン申込の話が出る。

この頃、少し(ほんの少し)悩んだ。
実は日本でインフルのワクチンを一度も受けたことがなく、
基本的にはそんなものを体に入れずに闘うのだ―
という考え方なのですが.....

今は基本的に人に会う仕事をしているし、
人が多いところで人前に立つ仕事もしているので、
ワクチン接種が条件になると仕事を失う可能性があるということと、
一時帰国の際に、ワクチン完了していたら、
隔離免除あるいは緩くなる可能性もあると思い、
機会があれば接種しようと心に決める。

7月26日(月)
 徐々にワクチンで周りがざわざわし始めたので、
 会社の同僚に私のワクチン接種の申込をネットでしてもらう。
 この時の接種予定日は8月10日(火)
 この後すぐに、大家さんも私の申込をしてくれたと聞く。ありがたや。

8月11日(水)
 午前、唐突に大家さんが接種券と会場に持って行く書類を持って来る。
 そして「今日の14時に接種会場へ行け」と言われる。

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 同僚に資料のスキャンを送って、内容を確認し、記入完了。
 これを書いた後で、Vetterさんが情報を出してくれているのを発見。
 内容と実際が違うことあり....場所によっての可能性もあり、分からず。

 「ワクチン接種会場の流れと接種証明書・問診票について」
 https://wkvetter.com/?p=46608

 そして、よーし、準備万端! と安心して、ゆっくり昼ご飯を取って、
 会場の場所が歩いて10分の中学校であることを確認する。

 そして13時半に出てゆっくり行こうと思ったら、
 1Fに大家さんと違う部屋に住んでいるおじさんが。
 大家「この人も接種だから、いっしょに行け。」
 おお、有難い。ということで、バイクの後ろに乗っけてもらって向かう。

 住所の中学校に着くと、ガラン。
 近所の幼稚園が接種会場になってるので、そっちに行くと...
 「今日のワクチンは無くなりました。」
 それを聞いて、既に並んで座っていた人も帰り始める。
 すごいタイミングで私たちも着いたもんだ。
 並ばずに済んだから運がいいのか悪いのか。

 おじさんも何やら話してくれるんだけど、全然わかんないよー。
 でもワクチンがなくなったのはわかったよー。

 うちに帰って、気が抜けていると、再び大家登場。
 「明日の 7時に同じ場所だ!」
 おお👆おお👇 分かった。じゃ、早く寝ることにしよう。

8月12日(木)
 ということで、4時半に起きて、1時間運動して、
 シャワーして、軽くお腹に入れて....
 今日は6時半に家を出て、一人で歩いて現地に向かう。

 やっぱり接種券に書いてある中学校はガラン。
 なので、近所の幼稚園に行くと、待っている人が10人くらいいるので、
 私も混ざって待つことに。
 みんなも状況がわからず待っているって感じ。
 中に人が1人いるんだけど、聞いても何にもわからないらしい。

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 そうこうしているうちに7時を過ぎ、
 目の前をやたら公安がパトロールで走っていくんだけど、
 そのうち一人が立ち止まる。そりゃ人が集まっているから止まるよね。
 そして状況を聞いて、おもむろに電話を出して、どこかに確認し始める。

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 その話を聞いて、待っていた人たちは一斉に帰り始める。
 どうも、7時にはワクチン接種は無いということだけ、分かった。

 そしてまた部屋で待機。

 10時半くらいに三度大家登場。
 「今日の14時だ。14時に俺が連れていくから、14時に下に来い。」
 その5分あとに、またまた大家が
 「今行くぞ、今だ。早く!!!下で待ってるぞ。」
 一瞬頭が真っ白になるけど、着替えて下へ。
 小雨だけど雨が降っていたのでカッパを着て、大家の後ろに乗る。
 いや、大家さん、カッパ着てないけど、大丈夫?風邪ひかないでね。

 全然違う大きい婦人科病院の一画の接種会場に着く。
 やっているようだったけど、午前の受付が終わってしまったらしい。
 ということで、やっぱり13時半に出直し。
 「このまま待つか?」と言われるも、時計を見せるとまだ11時。
 「ああ、そりゃ帰るよな」と言われて雨の中を一緒に帰る。

 そして12時くらいにまた大家
 「隣の部屋の人が今日接種だから、
  乗せてもらって、一緒に行け。1Fに13時20分集合だ。」

 ということで、13時20分過ぎに隣の部屋のお兄さんに乗せてもらって、
 再び接種会場へ。気づくと接種券も新しいものに変わってる。感謝。

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 今度はスムーズ。来た順番に座れと言われる。
 すると提出する前に書類をチェックしてくれる人もいる。

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 私の書類を見て、オッケーと言ってくれる。
 ここで外国人お断りじゃないことが確認できた。よかった。

 徐々に進んでいって、書類を一旦預け、
 最終書類チェックもどうやら乗り越えたらしく、
 そのわきでデータベースへの入力もしているようで、
 いろんなことが並行で進んでいく。

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 名前を呼ばれて書類を一旦受取、中に入って待つ。
 中では写真NGだと言われるのでスマホを袋にしまう。

 最初の場所では 名前を確認されて、血圧を測って、
 次の場所では 簡単な問診なんだけど、
 英語少し、ベトナム語少しの私に医療用語はムズイ。
 ということで、スマホ翻訳の問診でアレルギーや既往症の確認。

 これが終わると、再度ワクチン接種の同意確認をして、
 接種の場所に入る。
 3人が同時に打てる状況で動いていた様子。

 Astrozenecaを打つよ、いいね、と言われてOKと返す。
 針の痛みも全然感じないくらいあっけなく終わる。

 また場所を移動して15~20分休むように言われ、
 接種確認書に判を押され、渡される。

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 接種会場では外国人が皆無だったものの、
 スタッフの方はみなさん親切で、丁寧に接してくれて、
 「日本人だから」とか「外国人だから」という申し送りが
 細かくされていて、本当に有難かった。

 70歳とか80歳とかのご高齢の方も来ていたり、
 車椅子の人が来ていたり、そして若者も来ていたり、
 年齢で接種日や場所を分けている様子は見えず、
 とにかくこのエリア(あるいは区)の住人のための接種!って感じだった。

 だもんで、ご高齢の方などは節々に優先されているのが見られたし、
 それに文句を言う人ももちろんいなかった。

 帰りの道に小学校があって、そこも接種会場になっていたんだけど、
 道路にまで人が長ーく並んでいて、座る椅子もなく、大変な様子だった。
 だから、本当に私は運がよかった。まぢ、大家さん、大感謝。

 それよりなにより、集団免疫のために、外国人・自国民の差を付けずに
 ワクチン接種を進めてくれたことにも感謝。
 そして、差を付けられるというリスクもあるんだなとふと思う。

 長くなってしまったので、副反応についてはまた別途。
 すったもんだしたけど、1回めのワクチンを無事に打ちました報告です。

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