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ストレッチしてるのに柔らかくならないのは?

こんにちは。青森市の痛み・姿勢・動き改善専門トレーナーの小野寺幸太郎です。

以前ご年配のお客様からこんなご質問を頂きました。

「毎日ストレッチしてるのに、一向に柔らかくなっている気がしないんだけど…」

そのお客様はYouTubeでストレッチ動画を観ていたようですね!

これに関しては可能性は二つだと思います。一つは「正しくストレッチできていない」かもしれないということ。そしてもう一つは「硬い状態がどれだけ(何年)続いたか?」です。

本日は「正しくストレッチができていない」ということに関してです。

正しくストレッチできていないのは分解すると二つで

①起始と停止(筋肉が付いている箇所)の距離を離せていない

②伸ばしたい筋肉じゃなくて他の筋肉がストレッチされてしまっている

だと思います。

①はポーズだけ表面的に真似しちゃうとそうなっちゃいますね。指導する側はわかっているからいいかもしれませんが、お客様はゼロの状態です。なのでどこでどういう体制で、と細かくわかりやすくお伝えする必要があります。

例えばももの前の筋肉だったら「片足で立ってつまさきを掴んでお尻に付けましょう!」と簡易的に伝えてしまうと、お客様はつまさきをお尻に付ければいいとだけ認識してしまいます。そもそも片足立ちだと、高齢者であればバランスを取ること自体難しいです。

それに硬い方だと膝が外に開いてしまうかもしれません。さらに腰を反らせて伸び感を弱めてしまうかもしれませんね!できれば良い例とあえて悪い例をやってもらうことで「正しくストレッチできている時はこんな感覚なんだ」と体で覚えてもらうことも効果的だと思います。

トレーナーに限らず運動指導を行う人はみんな、起始停止を理解して、どうすればどの関節が動いて、骨と筋肉がどうなるのかを理解したうえで指導しなければいけません。

②の場合は、例えば立位体前屈でももの裏を伸ばしたいけど、ふくらはぎの方が硬くてブレーキがかかってしまう、という場合があります。本人はいくらももの裏を伸ばしているつもりでもふくらはぎのストレッチになってしまっているパターンですね。

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結果的にふくらはぎが伸びるのであればいいのかもしれませんが、それはお客様にしたら「ラーメン頼んだのにうどんが来た」のと同じなので、やはりお客様の要望に合わせて、適切なストレッチ方法をお伝えする必要があると思います。

例えば立位ではなく長座体前屈にして、つまさきを伸ばせば、ふくらはぎの筋肉は緩まります。さらに胸ではなくお臍から倒すようにしましょう。とお伝えするとももの裏に伸び感を感じることができると思います。

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やはりここでも、筋肉がどこからどこまで付いているかを理解して、それを応用したうえで、お客様にわかりやすくポイントをお伝えすることが大事ですね!

最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた。

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