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ストレッチしてるのに柔らかくならないのは?②

こんにちは。青森市の痛み・姿勢・動き改善専門トレーナーの小野寺幸太郎です。

昨日はストレッチをしても柔らかくならない原因として二つの可能性を書きました。それは「伸ばしたい部位を伸ばせていない」ということと「硬くなっている期間が長いほど伸びにくい」ということです。昨日は前者について書きましたので、今日は後者についてです。

硬くなっている期間が長いほど柔軟性は戻りづらい、というのはどういうことかというと、例えばここ最近の運動が原因でももの裏が硬く緊張してしまっている方は数週間ストレッチすればすぐに柔軟性が戻る可能性があります。

一方で20年間座り仕事をしていて、その影響でももの裏が硬くなってしまった方とでは、両者で同じことをやっていても効果の出方が違う、ということですね。

実は筋力トレーニングでも同じようなことがあります。1年間だけ筋トレをして筋肉をつけた方がトレーニングを辞めると数ヵ月で元に戻ってしまいますが、10年間筋トレを続けた方がトレーニングを辞めても、すぐに筋力は落ちずに恐らく1、2年かけて元に戻ります。この反応は筋力トレーニングにおける「可逆性の原理」というんですね。

ですので柔軟性においてもこれと同じことが起こっているのだと思います。人間は環境に適応する生き物ですので「その状態でいる期間が長ければ長いほど、その状態を強固に保とうとする働き」が起きるんじゃないか?と思います。

よって同じ筋肉の長さ(可動範囲)でも、硬い期間が短かった方はある程度弾力があり、硬い期間が長かった方はガチガチになっている。だから同じストレッチをしても効果の出方に差がある、ということですね!

しかしだからこそ諦めないで継続してほしいです!というのがお伝えしたいことです。ストレッチを正しく行っていれば時間はかかったとしても、続けている限り少なくとも今より硬くなることはないですし、必ず柔軟性は向上します。

私もふくらはぎとももの裏に関しては怪我をしてから柔軟性が落ちて、ストレッチをしても「これ柔らかくなってる?」と苦労していますが(笑)一緒に頑張りましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございます。それではまた。

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