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宝塚歌劇宙組「FLY WITH ME」を観劇【映画は観たけれどオマケ】

宝塚歌劇宙組「FLY WITH ME」初日を見てきました。WOWOWや映像で観たことはあったのですが、人生において初の宝塚観劇になりました。オープニングから怒涛で感動し続けていたせいか、終演後は「頭いたい気がする」と酸欠状態に(笑)わたしの後方席からたびたび「けっこうよかったじゃない」「いいわね」と、ファンの方の冷静なつぶやきが聞こえており。この温かくも厳しいまなざしが宝塚の質の高い演目を作り上げているのね、とリアルな空気感を知りました。

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宝塚宙組×LDH「TEAM GENESIS」がタッグ

熱気はすごくて、仕事終わりからの入場だったので5階席に着いた頃にはほぼ満席状態だったのですが、客席に入った瞬間に目がかすみんで見えて「え、スモーク? これが宝塚ファンの熱気?」と席に着くまでそろそろ歩きました。会場キャパは8000人だそうで、どんなに少なく見積もっても5000人もいたってことになります。品川ガーデンシアターの客数もえぐすぎだけど、小さなまちができてしまうレベル。女性ファンばかり。本当にすごい。ちなみにオープニングからレーザー系の照明もあったので、さすがにスモークでしたね。

今回は宙組は秋公演でが「ハイロー」をオリジナルストーリーで舞台化するとのこと、LDH制作チームとのコラボでのストーリーそのものがあるわけでなく、構成は基本ショータイム!

ずっとずっとずっと歌って踊って。ちょっとトーク。それでまた歌って踊ってトークして歌って、終幕。からの、数えきれないくらいのアンコール。拍手した分だけ「ひょこ」って顔を出してくれるので、「アンコールが3回」なんてとんでもない。アンコールは需要と供給が一致する限り、続けていいんだよ!ってわたしもできる限り拍手し続けていました。

本編では「勝手にしやがれ」や「YMCA」といった誰もが知る曲や、「Choo Choo TRAIN」のEXILEナンバーや宝塚ナンバーなど、モニター越しにみていると、テロップや歌詞の出し方など時折カラオケはじまったのか?とツッコミがちなんだけど、それも含めてさざなみのように伝わってくる客席の反応に一体感さえ感じられ、ときに冷静で情熱的で、ははあ、と驚き。「RISING SUN」の宝塚アレンジバージョン、かなりよかった。かっこいいものはかっこいい。

宙組のテーマ曲もよく、清く美しいショーだった。頭上からでは表情は遠くて大型ビジョンのモニター越しの確認でしたが、イケメンボイス&流し目の美しさにくわえ「愛してる」と歌い上げたあとの照れた笑みなど随所にはっとさせられることもあり、しっかり宝塚ファンにさせられて終わる2時間のクオリティ。

また、驚きだったのがハイアンドローのプレビュー公演もかねていたようで、キャスト陣がしっかり本番衣装&キャラメイクして登場。ハイローは未修なのですが「いちごみるく」なるレディース軍団がいるらしく、彼女らも宙組から登場。宝塚女役のお姫様のような一人ひとりが特攻服に身を包みメンチを切る……混乱しかない……はちゃめちゃな可愛さに胸打たれました。そのために観劇して予習して、もいいなと沼にハマるかどうか、いやそう考えているときすでにハマっているのだよ、の展開かしら。

公式サイト

参加型グッズも販売。フラッグ、ライト、タオル、Tシャツなど。劇場内ではプログラムのみの販売だった。

ネットで見つけたレポート記事

当日まで何が行われるかまったく未知数だったが、レポートには写真付きで掲載されているので参考に。

【おまけ】フラッグ振り付け講座

新曲を事前に聞けつつ、当日あわてないでいられるように?の配慮。わりと難しい。オープニング曲もキレキレでした。

貴重な公演を観劇できて、放心!また本公演も見てみたくなりました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。サポートいただいた分は、映画の制作費や本を買うお金に充てたいと思います。