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夏風邪はなんとやら

「きのうまで寝込んでてさ、や、コロナじゃあないのよ。嗅覚も味覚もあるし」という御仁。いかん、と思ってたがその場で手洗いうがいできぬ状況があり、2,3日と経たずで症状が出れば、移されたと思うのが世の常で。

37度の微熱で(37.5度からのコロナ疑いのもよう)医者に掛かり、発熱外来へ。陰性。
ただそこから、平熱に戻るも完全な体調回復にはならず、連泊仕事にも影響するのでは、とうっすらした予感が見事に当たってしまう。
とうとう前日夜に寒気。
一晩寝れば、もしかして治るかも、とおぼろげな期待もあり出張を断る連絡を入れるまでにも、即座には動けず、すこし逡巡してしまった。だけど、周囲から助言と、冒頭の御仁を繰り返すわけにはいかぬ。大人なのだから、と、思い至る。
翌日から見事に熱もあがり、薬とおかゆと睡眠の繰り返し。先日のワクチン接種後にも味わったような、コスパの悪い体で、8時間寝て3時間動けるくらい。

現地の写真を見て、元気なときに行きたかったー。と古本が並ぶ写真を拡大してみる。SNSをのぞけば、3連休、あちこちでも古本市も開催だ。

でももう、8時間寝て、5時間寝て、また5時間。繰り返し。繰り返し。お医者さんからもらった薬が飲み終わる頃。ぱちりと目が覚めて、あ、元気かもしれないと思い至る。

まだ自分も体も、騙し騙しだけど。

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