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私が出会った天才たち④ 父

今まで出会った中で、
飛び抜けて大きな存在が僕の父です。

世間一般、家庭的な側面はほぼ皆無、。
(キャッチボールひとつした記憶がないです)

でも、他のいろんな面で
時に優しく、厳しく、
滋味に富んだ世界を教わりました。

衝動と夢に生きた見事な人生でしたね!

仕事(福井県の)をサボって
シベリア鉄道に乗って旅に出ちゃったり、
気まぐれでロバをもらってきちゃったり、、。

いや、星の数ほどのエピソードがありますが、
いいも悪いもとにかくすごいスケール感でした。

思い起こせば、
子供の頃に怒られたことがないですが
大人になってからよく怒られました。

特に不作法なことをした時。

火の起こし方(暖炉と囲炉裏)、
お客様を迎える打ち水の仕方、
掃除の仕上がり方(千利休的な?)

そして人の機微。

主に感性的な面で厳しかったです。


僕たちの住んでた村は海のそば。

いつも、海の向こうのはなしを語ってました。

絵画の買付も通訳なしで行って
(英語、だいぶあやしいですが)
世界中に友達や仲間がたくさんいましたね。

そして、
『再婚してもびっくりするなよ』

父の口癖でした。
(当時60歳ぐらい、母が早くに亡くなってまして)
 風の噂でよくモテていたらしいです。

アートや文学、自然、歴史、人、恋、それから未来を。

そんな父の目に映った景色に今も憧れてます。


あ、いとうせいこうさんのツイートがありました。








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