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社会科の授業が大喜利大会に乗っ取られた話【学習論】

とある日の授業。
小学生に社会科の公害について授業をしていた。
それが当然、私を含めた大喜利大会に変貌を遂げたのだ…。そんなある日の記録。


こんにちは、たんずです。
私は現役塾講師で学習カウンセラーを自称しています。
あとダイエットも最近始めました。
今回はとある日の授業の記録です。
ちゃんと真面目な話もあるので、
よかったら最後まで読んでいってください!

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途中までは普通の授業だったのに

その日は社会の工業についての授業だった。

○○工業地帯とか○○市はこれを作ってるとか

基本的には、

テストにはこういう聞かれ方をする

とか

ここのワードがよくテストに出る

とか

テストベースの学習をしています。

それより深い話はあんまりしてません。

いかに、テストで点数を稼ぐか

私の社会の授業のコンセプトはそんな感じです。

<完全な余談>
社会科という科目は、覚えることが膨大です。
深く予備知識を教える、というよりも
テストに出る部分に注目しながら、優先順位をつけて
勉強していくことが大切だと考えています。
イメージは一緒にテキストを読みながら、
どこがテストに出そうかな?と生徒と一緒に考えます。
(上位クラスでは)

まぁ余談やしょうもない雑談も当然混入しますが…笑

ある生徒のある一言から授業から大喜利へ

「先生〜四大公害病は、何が聞かれますか?」

「基本的には場所と原因の物質だね。」

「なんか覚え方ないんですか?」

「イタイイタイ病は富山県の神通川、
 出産のときの陣痛、と繋げて覚えよう。」

「カドミウムはどうやって覚えれば?」

こんなやりとりだった気がする。

ある生徒がこう言った

小指をカドにぶつけてイタイイタイ

ほう、やるじゃん。

私は改良を加えた。

小指をカドにぶつけて陣痛が!イタイイタイ

「えー微妙」
「なんでそれで陣痛が始まるんだよ」

「うるさい。じゃあ自分で考えて」

ここから、数十分ゴロ覚えの大喜利大会が始まった。

ぼく、もう飽きたんだけど…

いい加減、大会に飽きた私が一言。

「もう飽きた。後は各自、家で考えて来週発表ね。」

「先生がオリジナルのゴロ考えるの大切って前に言ってたじゃん!!」

うわーそうだった。
そんなこと言ってたわ。
よく覚えてるな、そんなこと、、、。

自分でゴロを考えることの大切さ
を熱く語ったことがあるんだった・・・。

大人として、自分の言葉には責任を持ちたいので、
そのまま大喜利大会がしばらく続いた、とさ。

おしまい。ちゃんちゃん。

ちなみに最優秀ゴロは、
四日市ぜんそくのゴロでした。

全速力で、あ!りゅうさんか、兄さんに言おう!
(ぜんそく、亜硫酸ガス=二酸化硫黄が原因物質)

ゴロは覚えることよりも、考えることに意味がある

人から教わったゴロっていまいち覚えにくいんですよね。

ゴロがないものもあるし。



そういうのを自分で作ろう!

が私の結論になりました。

ここで大切なのは

良いゴロを作ることが目的なのではなく、

ゴロを考えているうちに覚える


このことなのですね。

いい覚え方ないかなー

って考えている内に、知らぬ間に覚えてしまっている

これでいいのだ(天才バカボン)

まとめ

これ覚えにくいな!って思ったら、
覚え方を自分で考えてみよう!
センスがなくても大丈夫!

覚えるためにゴロを考えた時点でっっ!!!
そのために必要な行動はもう終わっているんだっっ!!

私のクラスの生徒たちはこの仕組みや理論を理解してくれています。
だからといって今回の大喜利大会は長すぎましたが。笑

社会科の勉強を面白くない、興味ない

っていう生徒もいますが、

こういうところからのアプローチも楽しいですよ!

では、今回はこの辺で!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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