ほどほどに安い海外旅行の、じぶんで作り方

海外旅行は初めて、もしくは新婚旅行以来久々などの場合は「これは下見の旅行なんだ」という気構えで海外に向かうのが良いと思います。
過日の別記事に書きましたが、海外旅行はとりあえず出かけてみることが重要で、2,3か国に出かけているあいだに、自分の旅行スタイルや、旅行する目的が徐々に見えてくるという流れが見えてくるのではないかと感じました。そういう視点で定年後の海外夫婦旅行者を念頭に、旅行テクニックをまとめました。

1.初めてとか久々海外旅行のテクニック

初めて外国を訪れてみると旅先ではひとりでうまく立ち回れません。片言の英語が喋れても何をどうしたらいいのかも、どこに行ってみるべきかも分からなかったです。なので外国への第一回目の旅行では、旅先で知人の助けが得られる場合以外は、旅行会社のツアーを利用して旅行するのがベストである!と言えます。そしてその国を訪れる第一回目は「これは下見」と考えて、もしその地が気に入ったら再度、再再度の訪問を繰り返すことで興味が増していくと思います。

1-1 最初に旅する国は安全性が高いところ

行先の安全性が危なっかしい国は、海外旅行初級者としては添乗員同行を外せないです。が、初級者はそのような国ではなく、外務省の海外安全ホームページにある国 ・地域別の海外安全情報を見て、安全面に問題が少ない地域で、さらに地球の歩き方などのガイドブックでの治安情報も合わせ、安全性の高い国や地域を旅先とすることを強くすすめます。
個人的には台湾、タイ、ベトナム、マレーシア、オーストラリア、ニュージーランド、ニューカレドニアは、実際に訪れ感覚では、対人的な不安はありませんでした(犬には驚かされたけど)。でも置き引きとかはあるから気を抜かないようにしなければお金なくします。

1-2 添乗員同行は、頼り過ぎてしまうから、あまりおすすめしません

比較的安全性の高い国では、便利だからという理由で、出国から帰国まで全部の行程に添乗員が同行する旅行は私はあまりおすすめしません。理由は、添乗員に何もかも頼り切ってしまうから自分達旅行者としての旅行スキルアップが望めなくなってしまうためです。それにお値段も高くなります。
旅の恥はかき捨てというように旅行初回から、恥かいても、自分で旅を進める方をすすめたいです。必用に応じてピンポイントでガイドを頼むのは良いと思います。

1-3 現地オプショナルツアーで風光明媚な観光ツアーもいいけど、街中を巡るツアーがあったら参加する価値あり

東南アジアでは「ロングステイ下見ツアー」という現地オプショナルツアーがありました。これは観光地を巡るものではなくて、住居地(レジデンス)や病院、マーケット、ショッピングセンターなどを巡る実用品的ツアーです。このオプショナルツアーがカタログにあったら参加をおすすめします。街についてよく知ることができるので次回にまたこの地に個人旅行で来るという場合にとても役立つと思います。

1-4 最初は5泊ぐらいがいいと思います

定年後は自由時間がたくさんあるので、最初の海外旅行でも1週間程度にセットする方が2泊などより訪問先に詳しくなれた気がします。この「気がする」というのはその後の海外旅行のヤル気に断然優位な効果を発揮するので、少し長いかな?ぐらいの滞在日数にセットしてみてはいかがかと思います。ただいきなり海外初回から1週間を超えるのは定年後という年齢を考えると疲れが出るといけないので、まあ1週間で自宅に帰ってこられるのがいいです。

1-5 空港からホテルまでの送迎があるとほんと安心です

旅行代理店のツアーパックを利用すると空港からホテルまでの送迎も込みにすることができ、タクシーに乗ることもなく送迎にもガイドが乗車しているので、現地情報や現地オプショナルツアー参加もそこで言えます。それにかかるお金は安くはないですが、どこに行けば何があるか、どうやって行くのが安全で合理的かなど、ガイドブックを読むよりずっとハッキリ、しかも聞きたいことズバリを教えてくれるので、現地のガイドを知っておくことがとても役立つと言えます。

1-6 送迎バスの中でガイドと知り合いになっておくをすすめます

私達は送迎の機会を利用して現地ガイドに翌日のオプショナルツアー契約をして、そのついでに買い物場所、バスや電車それにタクシーの乗り方、危ない場所、おすすめのレストラン、良さそうなホテル、公園とか博物館、旅行会社支社の場所、おすすめのお土産品、現地の文化の質問など、たくさん聞き出し、可能だったら少し案内してもらいました。
ガイドには最初にチップを渡しておくと効果的かと思います。多くの他の旅行者がいても何かと目をかけてもらえる期待度は高まります。チップの習慣が無くても少しは渡しましょう。

2.海外旅行に慣れてきたら段階のテクニックいろいろ

「慣れてきたら」というのは第二回目海外旅行から、と思ったらいいと思います。初回は空港まで送迎バスでお迎えに来てもらったなら、ニ回目は空港でタクシーを自分で手配してホテルに向かうとか、少しづつ自分達夫婦だけで新しいトライを毎回徐々に増やすといいです。
そのトライのために、第一回目では次に来たときに空港ではどうやってタクシーを手配するのか調べて帰る。というように、次回のために念を入れておくのがコツです。

2-1 ホテルは旅行代理店で選ぶのが無難だけど、ゆくゆくは独自調査で

ホテルの他に航空チケットも日本の旅行代理店で手配するのが簡単だし、何かトラブった場合でも問い合わせするのが容易です。「ほどほどに安い海外旅行」をするのなら私はこの方法で構わないと思いますが、宿泊先のホテルで聞いて読んで知って「これは独自に手配した方がよい」と思うことがあったなら、次回宿泊するときにはホテル直に予約する道が開けます。実際にホテルスタッフにいろいろと尋ねると、リーズナブルプライスになるシーズン、部屋、オプションなど代理店やガイドブックではなかなか発見できないことが見つかることがあります。

2-2 ホテル選びで迷ったら「中の上」級ぐらいに決めるのが無難

ここから先は

6,692字
この記事のみ ¥ 100
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?