悩んだ末、Xperia PRO-Iを買った。
正月三が日。連休の最終日に大阪のヨドバシカメラへ出掛けた。
お目当ては、ここ2ヶ月半ほど悩みに悩んでいた、SONYのスマートフォン「Xperia PRO-I」。昨年の12月15日に発売された、カメラ性能に特化したスマートフォンです。
子どもの写真を綺麗に残したい、でもカメラを家の中で持ち歩くのは厳しい、外で撮ろうにも子どもに気を取られてカメラどころじゃない...などなどずっと悩んでおり、カメラの性能が良い携帯に変えようと考えていた矢先。夫から教えてもらったこの携帯。
そのお値段なんと、￥198,000。
性能の良いコンデジでさえ10万前後で買えるというのに（もちろん、レンズなどプラスすれば20万以上する場合もあるが）、スマホにこの金額はなかなかですよね。
最近Twitterでもよく目にするFUJIFILMのX-E4なんかも、レンズキットで10万ちょっとくらいらしいですし。
とは言え、iPhone13Pro MAXなんかは、容量によっては20万近くいくものもありますから、ビックリするほどでもないのか？とも思ったり。
この機種を知ってから購入に至るまでのプロセスが個人的に興味深かったので、記録しておこうかと思います。
機種変更までに至った経緯
長らくiPhoneを使用していましたが、iPhone11を最後に、Androidへ移行しました。理由は、iPhone11のインカメラの画質に不満があったため。あとは夫がAndroidを使っていて興味があったり、普段Googleのサービスを使っているのにAndroidを使わない理由が無かった、ということだったり。顔認証が面倒臭くなったのも理由のひとつ。
セルフィーなんてまったく撮ってこなかった自分ですが、子どもが生まれてからというもの、子どもと一緒にインカメラで写真や動画を撮ることが増えました。
それで購入したのが、OnePlus8というスマートフォン。
https://yasu-suma.net/oneplus-8-review/
これは特に自分でリサーチしたわけではなく、夫にオススメを聞いて夫がリサーチしてくれました。特に不満も無く機種変する予定も当初は無かったのですが、帰国して電車を使うようになってからというもの、やっぱりFelica対応のスマートフォンが欲しくなってしまいました。あと、これも子どもが生まれてからですが、写真の枚数が半端なく増え、256GBではまったく足りないという事態に。最低でも512GBは欲しいなと思うようになったり。そう考えると理由はたくさんありました。
そこで、以前からいつかは使ってみたいなと思っていたPixelの購入を考えました。
ちょうど少し前、そろそろ機種変の時期かな、とぼんやり考えていた頃にPixel6が出たので、これは買いだな、とほぼ購入を決定していました。
Pixel6出ていたのか〜！全然知らなかった。。
— Sayoko Nishimura (@oniguili) October 28, 2021
買う。
リサーチとLEITZ PHONE 1への寄り道
Google Pixel 6 Proを購入する気満々で、でも一応夫に相談。ザッとリサーチしてみるよ、とのことで、またお任せする流れに。そして数日経ったときに、「SONYからカメラの性能がすごいらしいスマートフォンが出るらしいよ」と。それがだいたい発売の約1ヶ月前くらいで、そこからは自分でいろいろとリサーチしました。
機能云々よりも作例が見たかったので、以下の動画を始め、YouTubeを結構見て回りました。
決め手となる点は以下。
・画質
・動き回る子どももストレスなく撮れる（AF速度）
・夜景もそれなりに撮れる（iPhone？の空が青々とした感じは苦手）
・ボケが綺麗
リサーチしながら、実はもうひとつ悩んでいたスマートフォンがありました。それが現在ソフトバンクからのみ発売されている「LEITZ PHONE 1」。
これは発売前にヨドバシカメラへ行った際に目に留まり知りました。ライカからスマートフォンが出てることを知らなかった私、見つけたときはそのデザインに少しばかり心が躍りました。価格も同じくらいで、Xperia PRO-Iと同様、1型センサー搭載。「これは買う以外ない」とまで思いました。以前の私ならその場で買っていたと思いますが、いまお金を使うなら家族のため、ということでグッと堪えましたわ...（結局後々ほぼ同額のものを買ったのだけど）。
ただ、一応リサーチはしました。
買わない決め手となったのは、2つ目のトバログさんのYouTube。作例とともに割と細かいボケの部分や、小さな子どもを持つ親の視点からコメントされていてとても参考になりました。
そうこうしながら、何となく心はXperia PRO-Iに固まっていき、発売前に予約をしようと思いSONYのオンラインストアでカートに入れては閉じ、カートに入れては閉じ...を何度も繰り返し、発売日を過ぎてからは実際に機能制限無しで使ってみた感想を作例付きで見ようと、またYouTube入り浸ったりしていました。
購入＆ヨドバシカメラで買った後悔。
で、結局年始に勢いで購入を決め、ヨドバシカメラに向かったのでした。
ここ数年？は特に、オンラインでの買い物がほとんどで、実店舗で数万以上のものを買うことが無かったため、家を出てからお店に向かっているときの気の持ちようが普段と違いました。何というか、ルンルン。ただ、それも呆気なく終わってしまうことに。
このスマートフォンを購入したことにまったくの不満もないし、買って良かったと思っているのですが、「なぜ私はヨドバシカメラで購入してしまったのか。」それをこの半月間ずっと悔やんでおります。まったく何を血迷ったのか…。
最初はそのポイントでトースターを買う予定だったのです。だからヨドバシカメラへ向かったのです。なのですが......20万もするスマートフォンを買うというのに、ものすごく呆気なかったのです。考えてみれば大型家電店、その対応も当然のこと。私は何を期待していたのか...。
実物を手にし、私たちはすぐ近くにあるSONYストアへ向かいました。ヨドバシカメラには純正レザーケースが品切れとのことだったので。
本体の価格からすれば「たった」とも言える価格のレザーケースごときで、メーカーならではの丁寧な接客。車のディーラーとか、ハイブランドの店舗なんかで受ける、あの接客です。
たかだかヨドバシの2000ポイントのために、私はこの貴重な購入体験を逃してしまったのです。「私はなんてことをしてしまったのだ…」と、本当に泣きたくなってしまいました笑。おそらく、GETしたときの幸せ度は半減。
そして結局トースター買ってないし…。
しかも、あとで気付いたのですが、Xperiaのケアプランには単体では入れないらしい。なんてこった。人はこういうときに落としたりするんですよね…ということで、100億年ぶりに携帯電話にストラップを付けようと、おしゃんなストラップを絶賛探し中。
視野が広がった話
そんなこんなでまぁ一応無事にゲット出来たわけですが、もうひとつ個人的に面白かった体験が、視野が広がった瞬間を感じたこと。
iPhoneを使っていたときは、新しいiPhoneだけを気にし、他のAndroidの機種なんかには目も向けていませんでした。今回自分でリサーチする中で、他の機種をいくつか見てみましたが、SONYのXperiaシリーズのデザインは、本当に素晴らしい。特にカメラ周りですよね。iPhoneのデザインが少し鈍臭く見えてしまうくらい。
久しぶりに、「あ、視野が広がったな」と感じた瞬間でした。
それから、YouTuberとは言っても、いろんなYouTuberがいらっしゃるんですね…。特にガジェット系は、もちろん皆さん詳しいし、説明の上手さや声のトーン、声の質なんかをひとり聞きながら感じていました。面白いですね。
写真熱、再び（作例）
というわけで、このXperia PRO-Iを手にし、また写真を「横位置」で撮るようになりました。これは、私の中では携帯をカメラとして扱っている証拠です。最近は、携帯で子どもの写真含め縦で撮り、インスタのストーリーに上げるというのが日常でした。今年からは横位置での写真が増えそうです。
Xperia PRO-Iの気に入っているところは、F値が2.0と4.0で切り替えられるところ、シャッター音がソニーのそれ、側面の質感など。画質は個人的に文句なしですね。
以下は先週あたりにXperia PRO-Iで撮影した画像たち。Lightroomで加工していますが、参考までに。
【余談】所持していた歴代のカメラたち
ちなみに、今回カメラの性能重視で携帯を選んでいた私が所持していた歴代のカメラは以下のような感じです（順不同）。レンズは結構買い換えを繰り返していた記憶。
元BOSSがカメラマンなのもあり、「型落ちだが性能の良いカメラをゲットする」という賢い買い物をしてきたと思っています。
以下の中でもFUJIのX100は自分の中の名機でした。
・Canon EOS Kiss F
・Canon EOS 5D Mark II
・Canon 6D
・FUJIFILM X100
・FUJIFILM XQ1
・FUJIFILM X-M1
・Leica C
・GoPro Hero5（現在所持）
・DJI Mavic Pro
・SONY α7（現在所持）
・SONY RX100V（現在所持）
以上、なかなか面白い購入体験でした。
はぁ…やっぱりLEITZ PHONE 1も欲しいなぁ…。
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