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2023年、自分で決断した3度目の転機

2023年もそろそろ終わりですね。年末感まったくなしです。
ここ最近はずーーーっと、「自分に(は)何が出来るのか?」「どうなりたいのか?」みたいなことを考えています。
そういうのも踏まえて、恒例の振り返りと抱負、そして今回は入社エントリとしての内容も合わせて、思うことを記録しておきたいと思います。

5,000字を超えてしまったので、お時間ある方だけどうぞ……。あとで、書きすぎた恥ずかしさで一部消すかもしれません。

ちなみに昨年の抱負メモはこちら。


振り返り

まずは昨年の抱負を振り返りながら、今年の進捗、そして来年の抱負までを整理してみたいと思います。訓練していきたいことは、昨年と変わっていなさそう。

言語化訓練

言語化訓練については数年に渡り自分に言い聞かせてきており、昨年末も以下の通り書いていました。

念を押すように書いたにも関わらず、日々のルーティンとなるまでに至るものは何も出来ませんでした……。ただ、「言語化訓練のため」として、今年は「The ONIGUILI Digest」をスタート。月に1〜2回だからこそ続けられた気がします。今後も頑張る。


英語学習

こちらも数年に渡り自分に言い聞かせていますが、なかなか時間が取れておらず、、、下記に書いた通り、会社の流れに身を任せている状況です。

X(Twitter)の英語垢も、デザインレビューをしようしようと課金までしたのにまったく活用できておらず絶望しています。時間が取れないという言い訳は後回しにし、2024年は何とかせねば……。


読書

言語化訓練の一環としてたくさん本を読みたい気持ちはあるものの、今年も全然読めておらず、、、、大反省中です。
毎年のことながら、さらに積読が溜まるいっぽうなので、2024年はしっかり時間を取りたい……(って昨年も言っていた気が)。


個人的な話

とても個人的なことではあるのですが、以下に書いた通り、今年は過去の自分の愚行と向き合った年でもありました。

今月に入って数年に渡りネチネチと付いてきていたものがふたつとも、自分から離れていった感があり、心底ホッとしています。いやー辛かった。



さて、振り返りや抱負はこのへんにして、ここからは入社エントリとして記録していこうと思います。


転機を作り出した2023年

Xで報告したのでご存知の方も多いと思いますが、2023年の目玉と言えば、10月からZIZO DESIGNに入社したことでしょう。早3ヶ月経とうとしています。いや早すぎる。

当初は年始に入社エントリを書く予定で準備していたのですが、あまり考え続けてもまとまらなさそうだったので笑、このタイミングで無理矢理まとめたいと思います。

途中、会社所属にチャレンジしたことはあったものの、独立してから早12年が経ちました。ここまで来ると、「西村はずっとフリーランスだろう」みたいなイメージだったかもしれません。ぶっちゃげ自分もそうでした。現に、昨年末 早々に事業者登録を行い、登録番号をゲット。
ZIZOに応募したのは7月の中旬頃ですが、6月くらいまでは本当に、仕事しながらも
・個人事業主として先々どうしていこうか?
・新たに税理士さんも見つけなければ......
などということばかり考えていました。

ただ、「会社所属にもう一度トライしてみたい」という思いはいつも、自分の頭の片隅に存在していたのだと思います。

フリーランスから会社に所属する人は、インボイスの影響なのかここ最近増えているそうで、一部の方たちが書いた入社エントリを見ると、だいたい同じような理由が書かれてありました。内容は一部被るところもあると思いますが、自分なりの言葉で書き留めておきたいと思います。


フリーランスで居たかった理由

・自由(これに尽きる)
・稼げる(これに尽きる)
・“自分のデザイン”が出来る

追記)フリーランス=稼げると誤解されるかなと思い追記しますが、自分が稼げていたのは12年間の積み上げがあったからこそだと思います。努力もしてきました。稼げるからフリーランスになろ〜!と安易に決断するのはダメです。絶対。


法人成りしなかった理由

いままでで会社をつくる機会やタイミングは何度かあったように思います。
東京で会社所属に上手くいかなかったあとに、当時仲良くさせていただいていたフリーランスの方と「会社作ります?」みたいな話をしたりもしていました。渡米前には、売上的にも税理士さんに相談していて、「留学から帰ってきてからまた考えましょう」と話をしていたこともあり、予定通り半年で帰国していたら法人化していたかもしれません。
タイミングが合わなかった、の1点かなと思います(自分の会社を持つことに興味がなかった、というのもありますが)。


自分が思う、会社に所属するメリット

9年前も同じことを考えていましたが、まずは「我流ではなく、会社としての仕事のやり方を学べる」というものがあります。
さらに、

  • 制作会社同士の交流ができる(かもしれない)

  • 社内外の勉強会などで違う分野を学ぶことができる(かもしれない)

  • 自分のデザインに対して他のデザイナーから意見をもらえる(かもしれない)

  • 自分の仕事やデザインに対する悩みなんかを共有できる(かもしれない)

  • 規模が大きい案件に携われる(かもしれない)※ これは特に希望しているわけではないのですが

  • 経理さんが神すぎる(かもしれない)

などなど。たぶん他にもたくさんあります。
「かもしれない」と書いたのは、会社によると思うから。入社後3ヶ月経って、少なくともZIZOにはその環境があると感じています(少し特殊なので「会社としての仕事のやり方を学べる」かどうかは分かりませんが笑)。


会社への所属を以前よりも考え始めた理由

恥ずかしい話ですが隠さずに書いてみますと、家族を持ったが故の金銭的部分から広がるストレス、負担が大きくなってきた、という点。誤解されそうなので先に書いておきますが、まずは上記のメリットを強く感じていて、加えてのこの理由になります。

ひとりのときは、自分ひとりだけの保険料、税金、年金、そしてときどき消費税などを普通に支払えていたわけですが、現状夫がパートで税金は払わなくていいものの、年金や保険料を2倍払う必要が出てきました。保険料に関しては、子どもの分も含めて3人分。
そして昨年はギリギリな感じで一線を越えてしまったがために、手元にはそんなに残っていないのに、すべての税額が増えるわ、保育料は上がるわ、児童手当は減るわ、、、。フリーランスあるあるでしょうし真摯に向き合っているつもりですが、デザインとか仕事を頑張ることに集中したいのに、こういう国のシステム的な部分だけでなく、そこから派生していろんなことをひとりで考える必要が出てきて、先に書いた過去の自分の愚行に向き合っていたことも相まり、異常なくらいストレスが溜まっていきました。
もう1ミリでも考えるのが嫌になり、すべてを放棄したくなることも多々。夫にも、何回あたったことか笑。
たとえ収入が減ったとしても、会社に所属する意味は大いにあるのかもしれない、と考えるようになりました。こういう部分は、会社に甘えさせてほしいと。

ちなみに昨年は、夫は青色専従者で、私が夫に給与を支払う形を取っていましたが、正直この方法が一番良かったように思います。でも、夫は日本に来て3年目。異国で生活することの大変さは自分も分かっているつもりですが、もうしばらくアメリカへ引っ越すことがないのであれば、徐々に“日本で働くこと”に慣れていったほうがいいのではないかと思っていました。居心地は良さそうではありませんが笑、でも結果、少しずつ視野が広がってきている気がします。職場の人に、英語が話せる眼科医を教えてもらったりとか、良いこともあります。頑張ってほしい。


ZIZOに応募した理由

今年の半ば、より所属への意識が強くなりつつあった頃、ZIZOのサイトがリニューアルされたというのをXで拝見。ここでこの会社について知ることになります。(代表には伝えましたが)そう、自分はそれまでZIZOについてはほとんどと言っていいほど知りませんでした笑。

リニューアルされた採用ページを見ていて、「これは自分のこれまでの働き方をそのまま移行できるのでは?」と感じました。
今回失敗したら、一生 会社に所属することはできないだろう、とまで思っていた自分は、
「働きやすそうかどうか」
「継続できそうかどうか」
というのを、会社を選ぶ上での最優先事項としていましたが、ZIZOのサイトの第一印象は、それらにピッタリ当てはまりました。
ただそれでも用心深く考えていた矢先、代表のひとり・坂口さんが出演されたnormalize.fmを聞く機会が。何というタイミング。「もうここしかないかもしれない」とさえ思うくらいに、坂口さんのお話が自分の背中を押してくれました。ZIZOは、会社に所属する上で自分が望んでいた以下の項目をすべて満たしていました。

  • フルリモートが可能かどうか

  • リモートで働きながらも社員同士の交流が多少でもあるかどうか

  • グローバル環境や人材などの要素があるかどうか

  • Web以外のプロジェクトもできるかどうか

  • 既存のクライアントさんの諸々を今後も対応させてもらえるかどうか

normalize.fmを数回聞き、本当に決断しても大丈夫かどうかを判断して応募に至った次第です(ここで落ちたら立ち直れなかったと思います笑)。


ZIZOに期待していること

所属したことで期待することはいくつかありますが、例えば、

  • 外部ではなく、「内部のチームで制作する」ことを体験する

  • デザインにフォーカス、でも実装も出来るプロジェクトへのアサイン

  • チーム内での近いコミュニケーションによる質の向上

といったようなこと。
そして、大きな期待もしています。

ZIZO FESでの自己紹介時に(オンラインですが)たくさんのメンバーの前で、自分はこのために頑張って貢献すると啖呵を切った(?)ので、本当に頑張らないといけませんね。

とはいえ、自分にプレッシャーを掛けすぎると潰れてしまうのでボチボチ。




長くなってしまいましたが、所属に至った理由や経緯などはこのような感じになります。

理由については、(金銭的ストレスを除き)だいたいが「他者とのコミュニケーション」ですね。長年ひとりでやってきて、渇望していたのかもしれません。
9年前は、自分がコミュ障すぎて、未熟すぎて、田舎者すぎて、それが出来なかったのでずっとずっと悔しい気持ちを忘れられずにいました。これだけの年月が経っても、ぶっちゃげまだ未練がなくなったわけではありませんが(それだけに人生を左右するような機会だったと思っています)、9年もの年月を経ていろんな人たちと仕事をしたり、渡米したり、コミュ障を感じさせないくらいには成長し、今回新しい一歩を踏み出せたことが本当に嬉しいと感じます。

先に書いた、いろんなことでストレスが溜まっていたときは、ぶっちゃげもうダメかなと思ったときもありましたが、まだまだ高みを目指すことを諦めたくありません。

自分はいつも出遅れていて、留学とか会社所属とか、たぶんやってることが10年単位くらいで遅いんですよね。それでも、これまでの自分の決断は、人生を右へ左へと大きく変えてきていて、得るものが多く、とても濃い人生を歩んでいるなと感じます。今回の決断も、良い方向に進むよう頑張るのみ。




2024年にやりたいその他のこと

STUDIOでポートフォリオ再作成

フリーランスになってから、サーバーやFONTPLUSなどに課金し続けてきましたが、ドメインだけキープして、次の更新時期には諸々は解約しようと考えています。そこで、最近しっかり触り始めたSTUDIOでポートフォリオを再作成しようかと考えています。そうなると、旅ブログのSALTをどうしようかという感じですが……安いサーバーにでも変更しようかな。

After Effectsを触り始めてみる

今年、Blenderを勉強しようかな…?と思ったのですが、他社さんの制作の流れとか見ていると、After Effectsが先かもしれない…と思い始めました。今さら感ありそうですが、少しずつ触っていきたいと思っています。Blenderは、そのときがきたら考えよう……。

WebGLスクールの動画見る

今年せっかく受けたのに、まったく追いつけておりません…。自分の場合、jsからしっかり学ばなければ、というのがあるので、今年は何を優先して何を後回しにするのか、しっかり考えなければ、と思っています。これに関しては優先順位はかなり低いけど、少しずつでも進めたいなぁ。

自主制作

まずは旅ブログのSALTですが、これは会社でのミッションにもねじりこませたので、進むと思います。デザインしながら実装をやっていて、実装段階で若干躓いているので、少し仕様を見直したいと思います。

あとはプロダクトですね……。
来年はお正月飾りのしめ縄も自分でデザインして作ってみたい。
頑張るぞ……。




悔やみ続けた思いや、今年のネガティブな気持ちを供養するかのように書き殴ってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。書きながら振り返ると、今年は割と大変な年だったのかも…?
来年分の消費税支払いまで余波が続きそうではありますが泣、それを超えれば再来年以降は免税事業者の予定。その申請をしたのも、早々にはフリーランスには戻らないぞ、という覚悟をしたからこそ。ネガティブな気持ちは2023年に置きざりにして、2024年は少しでも軽やかな気持ちで過ごしたいと思っています。

12月1日の、東京での師走忘年会では、oniguiliとして知ってくださっている方がとてもたくさんいらっしゃって大変光栄でした。
来年は少しでもZIZOのメンバーとして認識してもらえるよう、一歩ずつ前に進んでいきたいと思いますので、今後とも引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


それでは皆さま、よいお年をお迎えください。


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