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親の離婚をサンプルとして結婚生活を学ぶ

結婚して1年が経過しました。
私の両親は、私が学生時代の頃から家庭内別居に近い状態で、私が社会人になったタイミングで離婚しています。

この両親の離婚の理由を自分なりに考察することで、私自身が、私の夫との夫婦・パートナーの関係構築をしていく上で学びになるのではないかと思い、今回書いてみることにしました。
※叔父も離婚しているため、サンプルの2つ目としてそちらについても考えてみる予定です。

私の両親の関係が上手くいかなかった(という言い方をここではします)理由は、一言で言うと下記ではないかと考えています。

「踏み出す勇気と信頼関係を築く努力の不足」


母は感情的になりやすく、口調も強いが意外と気は弱く、何かと言うものの直接父に向かって自分の意思や要望を伝えることはしない印象でした。

父は度がつくマイペースで、良くも悪くも他人の目や感情を気にしないため、母がたまに何か感情的に何かを伝えた際もほとんど言葉が響いていない様子だったと思います。

母は、気持ちを言語化することを意識しつつ感情的になりすぎずに相手に「伝える」という努力。

父は、「受け止める」「受け止めた上で歩み寄る」という努力。

それぞれ、この努力が必要だったように見受けられました。

※私が見た範囲では、母→父への要望が多そうな印象でした。

私が物心つくころにはすでに家庭内別居状態だったためあくまで憶測ですが、
上記のような状態に至った理由の1つに、2人がスピード結婚だったという部分もあるのではないかと考えています。

これはスピード結婚が駄目、という訳ではなく、本来であれば、信頼関係やスムーズな意思疎通、といった、良いコミュニケーションを取れるようになるため、結婚までにある程度時間をかけるべき2人だったが、それができていなかった、ということ。

もちろん、短期間でも良好で深い関係を築ける方々や、結婚後に仲を深め合っていく方が多いと思いますが、
そこを恐らく私の父と母は上手く関係構築まで至らなかったのではないかと考えています。
※父と母は付き合って3ヶ月で結婚

言えない、伝えることに抵抗がある、といった心理状態から始まり、なんとか自分なりに感情的ではありつつも父に言葉をぶつけたが父はそれを受け入れ、話を聴くことはしなかった。

その経験からさらに母はコミュニケーションを諦めていき、それが積み重なり家庭内別居のような状態に繋がったのではないかと推測しています。

離婚理由を父も母も明言はしなかったため、
もちろんすべて私の予測ですが、これまでのさまざまな印象や出来事をふまえ、概ねそうであろうと感じています。

・コミュニケーションを諦めないこと
・対話において、丁寧さや思いやりを忘れないこと

父と母の姿から、学んだことはこの2点です。
シンプルではありますが、人間関係の根幹でもあるのではないかと思います。

私の夫は穏やかですが、怒りや悲しみ、
ストレスなどは無理やり抑え込み、蓋をしてしまう傾向があるのと、それゆえに自身の感情の言語化があまり得意でなく、また言語化に時間を要します。
そのため、注意を払わないと、言語化が比較的早い私が一方的に主張をし続けてしまうという状況になってしまいます。

こちらが感情を強く出すと、その防御反応なのか相手も自身の気持ちをより押し殺してしまうため、
・なるべく落ち着いて、穏やかに明確に自分の考えを伝えること
・相手の返答や言葉を辛抱強く待つこと
を心がけるようにしています。


それぞれの人間関係とパートナーのかたちがあると思いますが、相手の性格や性質を捉え、双方にとってハッピーなコミュニケーションが取れるようにできれば...と思います。

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私の両親については、離婚という結果にはなりましたが、子供に対してネガティブな影響は与えないようにと恐らく配慮はしてくれていたのだろうと感じますし、親としては私は2人に感謝しています。

それはそれとして、夫婦関係については反面教師にさせていただきます(笑)

長くなってしまったので、もう1つのサンプルである、叔父の離婚についての検討は次回に...。

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