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自分の専門研究以外のテーマやトピックについて、カジュアルに気ままに、思うことについて書…

オニ

自分の専門研究以外のテーマやトピックについて、カジュアルに気ままに、思うことについて書いてようと思います。

最近の記事

早いに越したことはない

 今日日ほど自らの語学学習の経験を悔やんでいる日々はない。  去ること20年以上前、義務教育の課程のひとつとして一端に文句を垂れながら始めた私の英語の学習は、長きのうちに幾度となく姿を変え形を変え、それでも何かのかたちで現在まで続いている。その甲斐あって日本の社会のなかで働いたり研究したりする程度であれば私は英語の読み書きにそこまでの労苦を要していない。  だけど問題はいわゆる「第二外国語」である。  私の人生も随分紆余曲折を経たものだけれど、兎にも角にも今年になって漸

    • 雪山に登る

       こんにちは、 オニです。久しぶりにエッセイを投稿します。  履歴を確認してみると最後の投稿は5月の末だったから、前の記事から半年以上は間が空いたことになる。  前にどのような気構えで記事を書いていたかはもう忘れたけれど、今としてはできるだけ読み手のことは意識しないで、つまり手前勝手に、書きたいことだけ書き殴るぐらいのつもりで記事を書きたいと思っている。  そうはいったところで、もちろん、自分の書いたものが全く人の目に触れない、触れる機会がないのは厭だ。それにもし、心の底か

      • メロンソーダとチリドック

        「そいつがあれば生きいけると」「思ってる俺はケツの青い」「最新型の…」 ベンジーこと浅井健一の歌う、BLANKY JET CITYの曲「D.I.J.のピストル」の枕である。 このフレーズに徹底的な自己充足感を感じる。汚斑がない白布ではない。ともすればある部分が破れていたり、全体を横断するような徴しが刻まれていたりするかもしれない。それでもなお自分が至上の存在であるような、換言すれば完全性を顕しているような瞬間の感覚――このような感覚をもったことはないだろうか? 生理化学の

        • 絵画とはなにか?消費生活から芸術を考えること

          絵画とはなにか。 このように冒頭を打ち出してしまうと、テーマが大変に広大でこれだけでもう収拾がつかないだろうことは明らかである。 たとえば「この絵、好きだなあ」とか、「この絵の色使いがいいです」というように、個別の絵(特殊な、特定の絵)について考えたり、感想を述べたり論じたりすることは、比較的わたしたちに身近な行為だと思う。 しかしながら「絵画」そのものについて考えてみると、あまりにも思考の対象が巨大で視界に収まらない気がするし、また霞がかっていてよく見えないような気もす

        早いに越したことはない

          noteをはじめるにあたって

          こんにちは、はじめまして。オニと申します。 「オニ」という名前でわたしはこれまで1年と少しの間、ツイッター上で色々日々の思うこと(それから少しはみ出るような、ちょっと考えたことなども、時折)を呟いてきました。そのような中、今回このようにnoteをはじたいと思うようになったのは、とあるきっかけからツイッターの140文字という制限から放たれてなにかをあらわしたいと思うようになったことにあります。 わたしの一見てんでバラバラな――けど背後では相互に繋がりをもっていて、いま記事を

          noteをはじめるにあたって