自分を飼育する

ペットに餌を与えるようにして、毎日自分にも餌を与えて飼育する。これは何も食べ物のことだけでなく、自分が触れるありとあらゆる、たとえば人だったり言葉だったり情報だったり音楽だったり、そういうものを餌とする。

毎日何を与え続けるかで、健康のバランスは変化を起こす。肉体的な、精神的な健康のバランスは、毎日自分が摂取する餌によって作られていくのだ。

であるなら、この餌をしっかりと見極めたいところだ。今見ているそのSNS、果たして自分にどう作用するだろうか？動画やネットニュース、対話する相手、いく場所、食べるもの、自分にどう作用するだろうか？

あまりに毎日考え過ぎては疲れる。だから、こんなことを考えるのはたまにでいいし、そんなに深く論理的に思考するよりも、感覚的に掴みとるくらいの大雑把さが自分にはちょうどいい。何でもかんでも、意味や目的を求め過ぎてはそれはそれで毒だ。

人生を豊かに生きるためには、豊かな餌を取り続けることが大事だ。たまにならいいだろうけど、あまりに、ファーストフード的な餌ばかりでは心身を病む。

質の良い、文章、音楽、芸術などの人間の創作物だったり、気持ちになんらかの清らかさをもたらしてくれる自然の風物に目を止めてみる。一緒にいて気持ち良く過ごせる人間との時間、体が喜ぶような簡単な運動。これら全部餌。

そして、それら日記や絵や文章、音楽でもなんでもいいから自分の創作物などでアウトプット。食ったら出す。健康のためのサイクルだ。

粗悪な餌ばっか食ってると、健康の食あたりを起こす。つまり、心身を病む。それに、現代は食うことばかりで、出す（アウトプット）ことが不足してる人があまりに多い気もする。

質のいいうんこは、質のいい餌から。自分の毎日の豊かさには、上質な餌を与えてやることから。

SNSなんて粗悪な餌ばっか食ってるとろくなことになんねぇぞ。