夏の予感を運んでくる風よ
今日は会社に取りに行くものがあって、
夜、少し外に出た。
少し外を歩くだけでも気分は明るくなるものだ。
半袖でも過ごしやすい気候に、
ビルの間を吹き抜ける風が全身に気持ちよく降り注ぐ、
5月なのに、風は十分、初夏の香りを運んできてくれる。
夏の始まりを予感すると、ワクワクするのは私だけだろうか。
高校野球をやっていた私にとって、
夏は少しだけ特別な季節。
太陽に焼かれ、身をすり減らしながらも、
熱く駆け抜けたあの夏を、
身体はまだ覚えている。
きっとこの初夏を思わせる風に、
心踊らなくなった時、
私の心は死んでいるのだろう。
この気持ちを感じられている今は、大丈夫。きっと大丈夫。
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