【十六夜杯】秋の記憶 #十六夜俳句
十六夜杯の「俳句」に応募します。
文を読む 二人の明かり 秋の月
十六夜に 照らされし君 待ち焦がれ
遠くから 文で語らう 秋の夜
遠い遠い、昔を思い出しながら読んでみました。我々の学生の頃は「文通」が流行っていました。「ふみ」で「つうじあう」という「文通」という言葉が好きです。今では、LINEがその代替だと思いますが、私には重みが違うように感じます。その時その時の出来事や思いを便箋の上に文字で綴って封筒に入れ、宛先を書いて切手を貼り、ポストに投函する。この一連の作業にも思いがこもっていたような気がします。純粋だったあの頃、綴る文章も純粋だったような気がします。
そして、そんな心の揺れを表す季節はやっぱり秋だったように思えてなりません。人恋しくなり始める秋、愛をつげたくなる秋、物悲しさを誰かと共有したくなる秋、そんな季節だったように思います。
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