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【今日の短歌】夜の街の綺麗な光景を見て
この日は秋晴れの日だった。
昼間は風が強く散歩どころではなかったのだが、日が沈む頃になると風は止み心地いい温度になっていた。まだ歩いては行ったことのないコースにトライしてみようとテクテクと対岸を目指して歩き出した。橋を渡って振り返ると、街の灯りが海面に反射してとても綺麗な景色を作っていた。
ちょうど飛行機もやってきて、街のあかりに花を添えてくれた。まるでUFOのように。ひとしきり光の美しさに見惚れながら時間を忘れ、またテクテクと歩いて帰路についた。
そんなことを短歌で詠んでみました。
秋の夜の水面に映る街灯り 月に誘われ散歩に来たり
(あきのよのみなもにうつるまちあかり つきにさそわれさんぽにきたり)
海面に映し出される街の灯に 旅客機の灯り水面も光る
(かいめんにうつしだされるまちのひに りょかっきのあかりみなももひかる)
映る街仕掛け花火を見てるよう 鏡と化した凪の海面
(うつるまちしかけはなびをみてるよう かがみとかしたなぎのかいめん)
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