松浦 照葉 (てりは)

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松浦 照葉 (てりは)

🌿https://sites.google.com/view/teriha/ 📘AmazonとAppleと楽天で電子書籍販売中 小説(ミステリーやショートショートなど)執筆中。 創作を優先しているため、コメントへの返信は遅くなります🙇

マガジン

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    連載小説の各投稿のように小説のパーツを集めた場所です。小説の目次は別に管理しています。また、書きかけの小説も一旦はこのマガジンに入ります。

記事一覧

【SS】 別れなかったら #シロクマ文芸部

 月の色は、大気の状態や見る位置によって変化する。太陽の光を受けた月はその反射光を地球の大気を通すことで微妙な光の加減を作り出し、太陽が沈むと共に暗い空の中で物…

【SS】人口増加作戦 #毎週ショートショートnote

お題:ときめきビザ/タイトル:人口増加作戦| お題をミスリードしてました〜。ビザをピザだと思い込み「ときめきピザ」で投稿してしまいました。m(_ _)m ということで、…

【SS】膝からの光る忠告 #毎週ショートショートnote

裏お題:ひらめき膝/タイトル:膝からの光る忠告|  膝が悲鳴をあげている。その声は持ち主の僕にも聞こえるほどだった。 「耕平。お前さぁ、もっと自分の膝を大切にし…

【SS】世界を席巻した宅配ピザ #毎週ショートショートnote

お題:ときめきピザ/タイトル:世界を席巻した宅配ピザ| お題を間違えて投稿してしまいましたが、せっかくなのでこのままにしておきます。お題はときめきピザではなくと…

【SS】 三人のカフェ #シロクマ文芸部

「懐かしい」で始まるお話の四作目です。これで、今回のお題に対し、四つのジャンルで話を作ることができました。現在、一つのテーマで四つのジャンル(ファンタジー、ミス…

【SS】 止められない趣味 #シロクマ文芸部

「懐かしい」で始まるお話の三作目です。今回は400字のショートショートでホラーに仕立ててみました。  懐かしい記憶と共に残っている人たちの写真が壁一面に所狭しと貼…

【SS】 手帳の秘密 #シロクマ文芸部

「懐かしい」で始まるお話の二作目です。少し長いお話(3800文字程度)になりましたが、付き合っていただければ嬉しいです。  懐かしい父の手帳が見つかった。三年前に自殺…

【SS】 切磋琢磨した友 #シロクマ文芸部

 懐かしい友の春雄が裕和の自宅を訪ねて来た。連絡もなく突然やって来たのでびっくりしたが、それ以上に懐かしい気持ちでいっぱいだった。幾つになっても友が訪ねて来てく…

Macユーザーのための原稿用紙テンプレート(Pages版)

 Macを使って小説などを書いていると募集サイトによっては、文字数の制限だったり、原稿用紙の枚数制限というのが目についてくる。文字数制限だけの場合は、どんなフォー…

200

【SS】天狗になっちゃった #毎週ショートショートnote

お題:モンブラン失言/タイトル:天狗になっちゃった|  遠く離れた山々は人間には聞こえない音を使って会話をしているという。たとえ地球の反対側に聳えている山だった…

【SS】行ってはならない聖地 #毎週ショートショートnote

裏お題:タンバリン湿原/タイトル:行ってはならない聖地|  羊飼いの少年が父親と喧嘩をして家を飛び出し、あてもなく多くの山脈を超えてしまった。父親からは行っては…

シニアこそ、Smart home生活  #デジタルで変わったこと

 8ビットパソコンが日本国内でも話題となり、我先にと高価なパーソナルコンピューターを入手していた時代、それが1980年代だった。当時の私は20代でメインフレームと呼ば…

【SS】 魔女の騙し合い #シロクマ文芸部

レモンから抽出された精油が魔法使いの間で話題になっている。魔法の薬の効きが悪い時、レモンの精油を二、三滴垂らすことで、完璧な魔法がかかるようになるということで密…

【SS】委譲という堕落 #毎週ショートショートnote

裏お題:入浴委譲/タイトル:委譲という堕落|  人間の生活環境は劇的な変化を遂げていた。富裕層に至っては自分とそっくりなクローンロボットを持つことができるように…

【SS】憧れていたこと #毎週ショートショートnote

お題:誘惑銀杏/タイトル:憧れていたこと|  旅行が好きなシニア女性が道に迷い不思議な場所にたどり着いた。肌の綺麗な三十代に見える多くの女性が懸命に何かを拾い集…

【SS】 新天地を求めて #シロクマ文芸部

流れ星に乗って少年がやって来た。長い間小さな星で生活をしていて、綺麗な地球に憧れていた。そんな時、少年が住んでいた星が分裂して一部流れ星になると知り、少年は流れ…

【SS】 別れなかったら #シロクマ文芸部

 月の色は、大気の状態や見る位置によって変化する。太陽の光を受けた月はその反射光を地球の大気を通すことで微妙な光の加減を作り出し、太陽が沈むと共に暗い空の中で物悲しくも穏やかな光を放つように見える。今日は、白い満月となった。晴れた日の十五夜は最も月が美しく感じる時だ。時を忘れて眺めていると大きかった丸い月は真上まで移動し小さくなってしまう。時には雲の合間に隠れながらも柔らかな光を届けてくれる。まるで何か知らない過去を語りかけるように。  初秋の白い大きな満月の夜。渋谷のテラ

【SS】人口増加作戦 #毎週ショートショートnote

お題:ときめきビザ/タイトル:人口増加作戦| お題をミスリードしてました〜。ビザをピザだと思い込み「ときめきピザ」で投稿してしまいました。m(_ _)m ということで、改めまして「ときめきビザ」のお題で投稿します。  今年独立を果たしたヘブン国では新たな施策が打ち出されていた。自由の国として未来を築いていくためには、人口の増加が欠かせない。独立したばかりのヘブン国は全人口が三千万人あまり。国王は早く十倍の人口にしたいと考え、そのための施策を識者を総動員して作り上げたのだっ

【SS】膝からの光る忠告 #毎週ショートショートnote

裏お題:ひらめき膝/タイトル:膝からの光る忠告|  膝が悲鳴をあげている。その声は持ち主の僕にも聞こえるほどだった。 「耕平。お前さぁ、もっと自分の膝を大切にしろよ」  耕平はびっくりして目を覚ました。しかし、部屋の中には誰もいない。ただ、膝がズキズキしている。それに一瞬膝が光ったような気もした。膝が痛いから変な夢を見たと思い、まだ午前三時だと確認して再びベッドに潜り込んだ。だが、どうにも腑に落ちない。明らかに聞こえていたのだ、誰かの声が。  朝起きた耕平を襲ったのは

【SS】世界を席巻した宅配ピザ #毎週ショートショートnote

お題:ときめきピザ/タイトル:世界を席巻した宅配ピザ| お題を間違えて投稿してしまいましたが、せっかくなのでこのままにしておきます。お題はときめきピザではなくときめきビザでした。  最近はピザの宅配ショップも乱立状態。各社趣向を凝らして独自の味やキャンペーンを展開している。そんな熾烈な争いを続けるピザ宅配業界に一石を投じた新参者が現れた。  その名もキャッチーな「ときめきピザ」だ。この宅配ピザの目標は何と「打倒マッチングアプリ」というセンセーショナルな発表をネット上で展

【SS】 三人のカフェ #シロクマ文芸部

「懐かしい」で始まるお話の四作目です。これで、今回のお題に対し、四つのジャンルで話を作ることができました。現在、一つのテーマで四つのジャンル(ファンタジー、ミステリー、ホラー、ロマンス)のお話を作ることに密かに挑戦しています。  懐かしい故郷の景色に包まれて、ケンとチャコの二人は見つめ合っていた。川面に反射する夕陽が美しいオレンジ色に輝いている。二人ともやっと帰ってきたという安堵感とこれからの希望に胸を膨らませているところだ。 「やっと、帰ってきたね。チャコ」 「ええ、十

【SS】 止められない趣味 #シロクマ文芸部

「懐かしい」で始まるお話の三作目です。今回は400字のショートショートでホラーに仕立ててみました。  懐かしい記憶と共に残っている人たちの写真が壁一面に所狭しと貼られている。ここは僕だけの秘密の部屋。僕以外には誰も入ったことのない部屋だ。嫌なことがあったり、どうしようもなく落ち込んだ時に必ずこの部屋に来る。心を癒しリフレッシュして再度仕事に励むためのエネルギーをチャージできるから。  思い出の写真を眺めていると、一枚一枚写真を撮った時のシーンが僕の頭の中でよみがえり、まる

【SS】 手帳の秘密 #シロクマ文芸部

「懐かしい」で始まるお話の二作目です。少し長いお話(3800文字程度)になりましたが、付き合っていただければ嬉しいです。  懐かしい父の手帳が見つかった。三年前に自殺した父の手帳だ。当時はどんなに探しても見つけることができなかった。自殺をするような父じゃないと思いながら、きっと何かを書き残しているのではないかと必死に探したが、何も見つからなかった。当時母は「いつもメモするために手帳を持っているのに無くなってしまった」と虚な目で僕に言ったことを覚えている。その母は父の四十九日

【SS】 切磋琢磨した友 #シロクマ文芸部

 懐かしい友の春雄が裕和の自宅を訪ねて来た。連絡もなく突然やって来たのでびっくりしたが、それ以上に懐かしい気持ちでいっぱいだった。幾つになっても友が訪ねて来てくれるのは嬉しい。特に遠いところにいる友であればなおさらだ。裕和は春雄の訪問を手放しで歓迎していた。 「うわぁ、春雄じゃないか。何年振り、いや、何十年振りかな。懐かしいなぁ」 「突然来てしまってすまん。近くまできたから、急に懐かしくなってさ。いなくても仕方ないなと思ってピンポンしてみたんだよ。四十年振りくらいじゃないか

Macユーザーのための原稿用紙テンプレート(Pages版)

 Macを使って小説などを書いていると募集サイトによっては、文字数の制限だったり、原稿用紙の枚数制限というのが目についてくる。文字数制限だけの場合は、どんなフォーマットを使おうが文字数のカウントさえできれば問題ない。Macに標準で導入されているPagesを利用してもGoogle Documentを利用しても可能だ。もちろん、Microsoftのwordでも可能である。wordの場合はいろんなテンプレートもネット上ではかず多く参照することができる。しかし、原稿用紙換算でのページ

¥200

【SS】天狗になっちゃった #毎週ショートショートnote

お題:モンブラン失言/タイトル:天狗になっちゃった|  遠く離れた山々は人間には聞こえない音を使って会話をしているという。たとえ地球の反対側に聳えている山だったとしても、会話が出来ているらしい。ヨーロッパにあるアルプス山脈の山と日本アルプスの山が会話をしていた。 「なあ、日本という小さな国のくせにアルプスという名前を使うなんて背伸びしすぎじゃないのか。俺様みたいに世界中にその名前が知られているモンブランが入っているし、多くの国に跨っているからこそアルプスという山脈の価値が

【SS】行ってはならない聖地 #毎週ショートショートnote

裏お題:タンバリン湿原/タイトル:行ってはならない聖地|  羊飼いの少年が父親と喧嘩をして家を飛び出し、あてもなく多くの山脈を超えてしまった。父親からは行ってはならないときつく言われていた方向だったが、叱られたことがたまらなく悔しくて、そのことをすっかり忘れていた。幾つもの山を飲まず食わずで三日間彷徨いどこにいるのかもわからなくなった時、目の前に小さな湿原が現れた。  リスたちが楽しそうに湿原の上に浮かぶ葉の上で飛び跳ねている。タンタタタンという音が湿原に響き渡っている。

シニアこそ、Smart home生活  #デジタルで変わったこと

 8ビットパソコンが日本国内でも話題となり、我先にと高価なパーソナルコンピューターを入手していた時代、それが1980年代だった。当時の私は20代でメインフレームと呼ばれるコンピューターのエンジニアをしていた。勿論、携帯電話も登場していない時代だ。その後のITテクノロジーの発展は目を見張るものがあった。エンジニアの中でも追随できず、落伍していく者も多かったように記憶している。  IT業界の競争も激しさを増す一方で、通信業界も劇的に変化していった。持ち運べる電話、すなわち携帯電

【SS】 魔女の騙し合い #シロクマ文芸部

レモンから抽出された精油が魔法使いの間で話題になっている。魔法の薬の効きが悪い時、レモンの精油を二、三滴垂らすことで、完璧な魔法がかかるようになるということで密かなブームになっていた。特に呪いをかける魔法の薬を作る時には欠かせないということで噂は広まっていたのだ。 「ねぇ、魔女キーチン、知ってるかい。不思議なレモンから抽出された精油の話」 「ん、おやおや、誰かと思ったら、魔女ズールーじゃないかい。レモンの精油の話じゃろう。この辺りの魔女で知らないものはいないさ。どうしたのさ

【SS】委譲という堕落 #毎週ショートショートnote

裏お題:入浴委譲/タイトル:委譲という堕落|  人間の生活環境は劇的な変化を遂げていた。富裕層に至っては自分とそっくりなクローンロボットを持つことができるようになり、ロボットが経験したことは肉体的にも精神的にも知識的にも得られるようになっていた。例えば、体を動かしたくなくてもロボットが代わりに運動をすれば、その効果である脂肪燃焼は人間の体内で復元されるのである。  富裕層の人間たちの生活はこのロボットの登場により堕落の一途を辿り始めた。とある富裕層の一室ではロボットと主人

【SS】憧れていたこと #毎週ショートショートnote

お題:誘惑銀杏/タイトル:憧れていたこと|  旅行が好きなシニア女性が道に迷い不思議な場所にたどり着いた。肌の綺麗な三十代に見える多くの女性が懸命に何かを拾い集めている。その光景を不思議に思い、シニア女性は一人の女性に尋ねてみた。 「一体何を懸命に拾っていらっしゃるのですか」 「銀杏ですよ。ほら、こんな銀杏。誘惑銀杏って呼んでいるのよ」 見せてくれた銀杏にシニア女性は妙に惹かれるものを感じながら、更に聞いた。 「こんなに大量に銀杏を拾っても食べきれないのではないですか?」

【SS】 新天地を求めて #シロクマ文芸部

流れ星に乗って少年がやって来た。長い間小さな星で生活をしていて、綺麗な地球に憧れていた。そんな時、少年が住んでいた星が分裂して一部流れ星になると知り、少年は流れ星に乗って地球に行くことを決心した。そしてその計画は見事に成功した。流れ星が地表に衝突する前に、少年は鳥のように羽を広げ大空に飛び出した。もちろん羽は少年の手作り。うまく上昇気流を捉え、流れ星が落ちる反対の方向へフワリと飛び出していた。 地上では久しぶりの流れ星に手を合わせ願い事に思いを乗せる人々が続出。みんな目を瞑