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照葉の小説の断片

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連載小説の各投稿のように小説のパーツを集めた場所です。小説の目次は別に管理しています。また、書きかけの小説も一旦はこのマガジンに入ります。
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小説のマガジンへの入り口

 現在、創作した小説は以下の四つのマガジンに分散して整理しています。  今後、それぞれの…

【ミステリー】お届け物です (4) 【創作大賞2024 応募作品】

第四章 繋がった過去 隠されていた関係  横浜署では山丘刑事が二人の刑事の帰りを待って…

【ミステリー】お届け物です (3) 【創作大賞2024 応募作品】

第三章 関係者の証言セミナー仲間  五本木百合が参加していた教室やセミナーの参加者一覧…

【ミステリー】お届け物です (2) 【創作大賞2024 応募作品】

第二章 謎の女被害届のない事件  一夜明け、前日の慌しかった一日を忘れさせてくれるかの…

【ファンタジー】結心観音 (4) 創作大賞2024 応募作品】

第四章 美しい心村人の変化  若い二人は永遠の愛も手に入れ、天に召されていった。日が昇…

【ファンタジー】結心観音 (3) 【創作大賞2024 応募作品】

第三章 災い神様の怒り  若い夫婦が孤独な状態で生活を始めてしばらく経った頃、反物の買…

【ファンタジー】結心観音 (2) 【創作大賞2024 応募作品】

第二章 失った日常出会い  娘と若者の出会いは、二年前に遡る。二人の家は狭い村とはいえ家同士は離れていたので普段顔を合わせることはなかった。二年前まで若者は父親との二人暮らしだった。母親は早くに病気で亡くなっていた。父親も年老いてからは無理が効かなくなり、段々外に行くことができなくなっていた。そして、ついには眠るように母親の元に旅立っていったのである。若者はある程度覚悟の上だったので、涙より先に、今後どうすればいいかを考えていた。通夜や葬式の準備もしなければならないのだが

【短編】夏休みの恋 (ヒントになった歌)

おわりに  短編小説「夏休みの恋」をお読みいただきありがとうございました。タイトルや小説…

【短編】夏休みの恋 No.12 (最終回)

明日に向けて  一方、港町にいる隆は夢のような経験をした夏休みを忘れられないでいた。菜々…

【短編】夏休みの恋 No.11

貴史のもとへ  菜々子の夏休みは終わり、淡い経験も終わった。菜々子にとって貴史以外の男と…

【短編】夏休みの恋 No.10

思い出作り  二人は夏の汗を流してバスルームを出てベッドインした。初めての経験である隆は…

【短編】夏休みの恋 No.09

デート  花火大会から二日後、菜々子は小さなレンタカーを借りていた。小回りがきくし運転し…

【短編】夏休みの恋 No.08

起業準備  その頃貴史は、学生でありながら起業するための準備に走り回っていた。本当は準備…

【短編】夏休みの恋 No.07

言い訳 「隆、どこ行ってたの。友達が来たんだよ。花火大会本当に行かないのかって」 「あー、行かなかったよ。音だけ聞いてたけどね。人混みを避けて神社で仮眠してたんだ。だから蚊取り線香も持っていったんだよ」 「それならそうと、いく前にちゃんと言ってから出かけなさい。まったく。それになんでわざわざ神社で仮眠なんか。悪いことしてたんじゃないだろうね」 「違うよ。神社からだと花火の音も聞こえるし、見ようと思えば見れるし、何より海からの風を受けて気持ちいいんだよ、あそこは。それに