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こんなぼくの恋愛遍歴について

元気な子が好きだった

ぼくの最初に気になった子は、
幼稚園でも一緒の組で家も近くだったTさんだった。
今覚えば、可愛くもない、スタイルもすごく言いわけでもない。
ただ、とても元気で話しやすかった。
この子がぼくの初恋だ。

中学校

ぼくは小学校と中学校は、ほぼ同じ生徒が通う。
中学校には、他の小学校の生徒が何人か追加される形になった。

当時は何も思わなかったのだが、
ぼくはここの中2で「生徒会」に所属する。
その生徒会の会長は、穏やかでかつ芯があり、
素晴らしい人格の持ち主だった。

会長は女子だった。ぼくは副会長。
この会長が、何の因果か高校まで一緒になる。
非常に落ち着き払い、言うべきところは言う、理想の生徒会長だったと
ぼくは感じている。
この子がぼくの、二番目に好きになった子ではないかとかってに思っている。
彼女はサッカー部の選手と付き合っていたことを知り、ぼくは身を引いた。
誰かから略奪するなんて、考えもしなかった。

中学時代、ぼく卓球部のキャプテンもやっていた。
うまいわけではない、後輩の面倒見がいいだけだ。

何の因果か、卓球部でよく面倒を見ていた
一個下の後輩に好意を寄せられたりもした。

こっちとしては彼女が強くなってほしい一方だったのだが。

ぼくの初恋は、たぶん幼稚園の幼なじみになるのだろう。
友人に「誰が好きなん?」と小6に聞かれて「Tさん」と答えたら、
「えーそれは・・・ないわー」と言われたので、
異端だったのかもしれない。

中学では正直、その幼なじみだけを追っかけていた。
もちろんかなわぬ恋で。

ぼくが最初に「告白」をするのはなんと「26歳」になる。
奥手極まりないが、こんな男もいるのだ。

中学時代はTさんと生徒会長のMさんに揺れた。
・・・だってどっちも可愛いんだもの。

高校時代

高校時代、ぼくはかなりやはく学校に来ていた。
そうしないと補習に間に合わないしという中途半端な時間帯だったのだ。

そのとき、いつもそこそこ同じ時間に来る女の子がいた。Iさんとしよう。
Iさんもちょっと時間的に鉄道が難しい区域に住んでいて、早く来ていた。
色々話すうちに、数学が苦手だというので、話をした。
ぼくは日本史と数学が好きという異端だったのだが、彼女は
「へー。すごいね!」ニコニコしながら、は笑ってくれた。
愛想笑いではなく、高校生さながらの笑顔で。
ぼくは、「ああ、いい笑顔だなあ・・・」と思ったものだ。

ぼくはそれに弱いのだ。

ひょっとしたら、・・・告白したら、うまいこと言ったのかもしれない。
それくらい仲がよかった。
冗談も言い合ったし、文化祭も一緒に企画した。
僕のことをはじめて「森ちゃん」と言ったのもその子だったと記憶している。

僕のはじめての「カノジョ」

正直に言うと、ぼくの最初の「告白して一緒に付き合ったカノジョ」は、
一生懸命頑張っていた一緒の塾のアルバイトの子だった。

笑顔が素敵で、ぼくの顔を見ていつもにこにこしてくれていた。
特別かわいいわけじゃない。
でも、にこやかに笑ってくれることが、ぼくにとってどれだけ嬉しかったことか。

十分なくらい、好きな理由になったのだ。

ぼくは当時のヒット作「ハウルの動く城」を一緒に見に行こうよ、
とLINEで誘った。心臓はバクバクだ。
「はい、行きましょう!楽しみにしてます!」

実は彼女は一回友人と見たことがあったのだが、
「ここで断ったら森さんとの縁が切れる気がして・・・」といってくれた。
「森さんは気になってたし、もしお付き合いできればいいな、と思ってました」
と明かしてくれた。

正直、初のキスはその子だし、初のハグもその子だ。ラブホもその子だ。
とても、温かい心を持った、いい子だった。
いつも暖かく、ぼくを抱きしめてくれた。

ぼくは、一言でいうと「ヘタレ」だった。
26歳に告白したときも
もう絶対にOKを貰える状態で告白した。案の定、イエスをもらえた。

ただ、彼女は結婚してからの交渉を望んでいたため・・・

ぼくは振られた

二年後、ぼくは大阪城公園に呼ばれ、
彼女に「好きな人ができた」という理由でお別れすることになった。

ぼくは彼女と結婚するまではいわゆる性交渉はしないつもりだった。
しかし、彼女は性交渉をしていた。

絶望の淵に立たされた。

号泣する彼女を慰めつつ、
ぼくは、もう彼女と連絡を取るのを辞めた。
今でも彼女とは連絡を取っていない。

その後、幾つかの彼女を経ているが、
まだ、最高に好きになった人はいない。

・タバコは控えてくれる人
・お酒を一緒に飲んでくれる人
・趣味に造詣が深い人
・厳しい人

ぼくの結婚条件は異常であり以上だ。

もし、ぼくがその子を愛し、愛される存在であるならば。

でも、ぼくはその人を、一生愛し続けたいと思っている。

その女性が、ぼくを愛し、ぼくが彼女を愛し続けられる限り。

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