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勘違いから生まれたペペロンチーノ

夫の在宅勤務が続いているおかげで、夫の主婦力が上がっている。

我が家は冷蔵庫にホワイトボードを貼っていて、そこに一週間分のメニュー(献立)を書いている。


私が外に出て働き、夫が家で働き、という毎日が続くうちに、その日の献立を見て、夫が夕飯を作ってくれるようになった。

とてもありがたい。


で、今日の話。


今日の夕飯の献立に「小松菜のペペロンチーノ」と書いておいた。

先日食べたそれがすごくおいしくて、家でも再現したいと思ったのだ。


それで、買い出しの際にも、

「昨日食べた小松菜ペペロンチーノがすっごくおいしくてさ。

小松菜ってよく食べるけど、ペペロンチーノの味付けにもできるんやって、再発見よ~。

茎がシャキシャキでおいしかったから作るわ!

あなたにもぜひ食べてほしい!」

と、話をしながら小松菜をかごに入れた。


だから私は、副菜のつもりで

・小松菜ペペロンチーノ

と書いておいたのだが、夫はメイン料理だと勘違いしたらしい。


帰ったら、必死でパスタをゆでている夫がいた。


「あれ、、ペペロンチーノって、そういえば、、」

パスタをゆでながら、小松菜ペペロンチーノの話を思い出して、自分が勘違いしていると気づいた夫の悲しそうな顔が面白くて、思わず笑ってしまった。

両手でグーをして、

「いいね!いいよ!ありがとう!!! 

久しぶりにパスタ食べよ~!」

と、間違いを犯して反省する犬のような顔をする男を全力で励ました。


あぁ、おもしろかった。


そして、小松菜入りのペペロンチーノは、とてもおいしかった。

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