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リモートでアートプログラムをやってみた感想

先日、アート教室でアートプログラムのファシリテーターを務めた。通常通り目の前に生徒がいると同時に、オンライン受講でPC画面越しにも生徒がいたり…な状況で実施した。この時に感じた、良かった点や課題点について、超簡単にまとめておく。個人的な感想!備忘録!

良かった点
・性別、学年、学校が違うなど、あまり接点がないため、普段同じクラスであっても、生徒間の交流はそこまで見られなかったが、クラス受講生がオンラインの受講生に対して、PC画面に向かって「おーい!」と手を振ったり、自分の制作した作品をPC画面越しでも見やすいように提示したりと、コミュニケーションが促進された。

・「○○くん、映ってるね~!」や「これ、見える?」などファシリテーター側にとっても、生徒とのコミュニケーションのきっかけを作りやすい。

・画面越しだからこそ、制作の手順を示す際に、動作を交えて説明するなどファシリテーターとして、より分かりやすく伝えようという意識が芽生える。

課題点
・画面越しだと、手元が映りづらく、また色も分かりづらいため、生徒の制作の状況を把握しづらい。またそれによって、生徒がどんなサポートを必要としているのか判断しにくく、適切な支援が行いづらい。

・小中学生だとスマホやPC、タブレットなどを持っていない場合も多い。これらの機器の操作やビデオ通話アプリの起動などを保護者が行う場合が多く、プログラム中つきっきりな状態になるため、保護者の負担が大きい。

・保護者がつきっきりになった場合、生徒がのびのびと制作しづらくなる可能性がある。

・ファシリテーター側からしてみると、制作時の沈黙を怖く感じやすい。通常のクラスのなかでの「生徒たちの制作中の静けさ」は耐えらるけれど(制作時であっても、たわいもない会話をちょこっとするけれど、集中して制作してるときに、ベラベラ話しかけられてもやりづらいはず。。。)、何故か画面越しの生徒がいると、「何かしゃべらなければ…」という無駄な思考が働きやすい。(何故だろう……)

・通常の受講生とオンライン受講生が同時にいる場合、どこにむかって説明をすれば良いか分からなくなりやすく、クラス全体での会話を生み出しづらく、両者に意識を向けることが難しい。

・オンライン受講生には、あらかじめ、プログラム内で使用する材料を郵送しているため、通常のクラスのように、その場で臨機応変にプログラムの内容を変えることが難しい。


この時の自分のファシリテーションが、あまりにポンコツすぎて。。。
特に、生徒間の鑑賞行為をどのようにデザインするか、そのあたりをもっと勉強しなければ、、、と感じた。

サポートしてくださったら、世界が少しだけ良い感じになるかもしれません。でも今すぐっていうのは難しいです。とりあえず、わたしが元気になります。