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これからは 「情報を使う人」の時代です。

今回は情報の価値について話をします。

インターネットの世の中になって
もう20年以上になります。

個人が情報を発信出来る時代となり、
どんな情報でも検索すれば
そこそこの情報が見つけられるようになりました。

若い方にとっては当たり前の事ですが、
言い方を変えるとそれまでの時代は
「物知り」が覇権を握っていた時代とも言えます。

私が若い頃は、素敵なレストランを探すのは
至難の業で、知ってる人しか知らない状態でした。

従って、デートで使うお店を決めるに
もわざわざ一度下見をして
「この店が良さそうだな・・・」
などとやっていた事があります。

とにかく自分の知ってるものの中から選ぶか、
人に聞いて教えてもらうしかありませんでした。

当然、今は食べログをはじめ、インスタなどもあり、様々な情報が一瞬で見つけられ、そこまでの地図もスマホで表示されるので相当楽になりました。(まさに革命と言える程のイノベーションです)

そういう世の中ですので、
「何でも調べる能力が高い人」と、
「その情報を活かす人」
がキーパーソンになってきます。

物知りの時代はもう終わりました。

情報はいつでもネット上で利用可能なので、
「情報を調べる人」と「情報を調べない人」
の間にはかなりの差がついてきます。

更に「情報を調べる人」は、

・情報を調べるだけの人
・調べた情報を活用する人

にわかれます。

ぜひ情報を調べて
「活用」して欲しいと思っています。

え?
「そりゃ調べた情報は活用してますよ」って?

まあまあ、聞いて下さい。

例えば、先日コーチングについての本を読んだのですが、私は完全に脳内にその方法論をインストールしました。

なので、完コピしたやり方はどんどん活用します。

しかし、これを
「それって、ただの真似じゃないですか」と思う人のもいるのではないでしょうか。

従って、せっかく情報を集めても、その情報を使うのが後ろめたいと感じてしまうケースがあります。

その心のバイアスが、
人間の成長を止めてしまうと思います。

その昔、松下電器(現パナソニック)は
「真似した電器」と言われていたそうです。

というのも、ソニーが革新的な商品を発売すると、すぐにその商品を買ってきて、社内でバラバラにして、内容を真似て発売していました。
(だからマネシタ電器と言われた)

圧倒的な販売網を誇る松下はそれで
シェアトップを取るという作戦です。

松下幸之助は「うちには品川にソニーと言う研究所がある」と言ったという逸話があるくらいです。

他社製品の良い所を真似るのは
立派な企業努力です。

英会話業界も一緒で、
競合会社の秘伝のタレのレシピが
何と書店で販売されている状態です!

「だってそれをやっちゃモノマネになっちゃうし...」
「ウチにはウチのやり方があるから...」

と思っちゃいますよね。

気持ちはわかりますが、
良い物は良い、でいいと思います。

なので相手の良い部分は積極的に取りに行って、
自分の引出しにしまいましょう。

こういう時に照れてはいけません。
堂々と情報をもらって活用しましょう。

情報を見つけるのが当たり前になった時代、

目の前に大事な情報が転がっていてもわざわざそれをしっかり理解して活用する人が逆に減ってきているように思います。

これからの時代は「物知り」ではなく
「情報を使う人」の時代です。

海渡

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