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「頑張らなくて良いんだよ」がダメ理由。

以下の文章は、以前知人の紹介でお会いした
研修講師の方の言葉です。

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もし、あなたがマラソンをしていたとしてね、
40キロを越えて、あと2キロちょっと走ればゴール、
っていうところまで来ていてね、自分としては、絶対に完走したい! 
走りきりたい! って思いつつも、もの凄くしんどくて、
つらくて、苦しくて、心が折れそうになっていて、
それでも懸命に走っていたときに、観客から、
 
「頑張らなくてもいいんだよ!」
「完走しなくたっていいじゃない!」
「もっと楽に生きていこう!」
 
って言葉を投げかけられたら、どう思う?
 
やっぱりここは
 
「頑張れ!」
「負けるな!」
「最後まで走り切れ!」
 
って言葉が欲しくはないかい? 
  
頑張れって言いすぎるのも問題だけど、
頑張りすぎちゃだめだよって言うのも問題。

人の心を折っちゃうよね。
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はい。いかがだったでしょうか。

当社社員においても、
頑張りたい時は思い切り頑張って欲しいと思います。

私は頑張る人を心から応援します。

「頑張らなくてもいいんだよ」というのは
適切なタイミングで言わないといけません。

本人が頑張ろうとしているのに
頑張らなくて良いんだよと言うと
優しさに見せかけて実は
テンションを下げるだけになってしまいます。

こうやって成長をしていこうとする人には
「無理しないで早く帰りな」と言うよりも、
「よし!思いっきりヤレ!」
と応援してあげた方が良いと思っています。

周りが個人の成長を止めるような事を言う必要はありません。

また誰かが夜遅くまで頑張っている時に

「そんなに頑張られると
相対的に他の人が頑張っていないみたいになるから
あんまり夜遅くまで頑張らないで欲しい」

と決して思わないで下さい。

その考え方は人の成長を止めてしまいます。

当社は頑張っている人に高い評価をつけますが
だからと言ってそうでない人の評価を
下げるつもりはありません(減点しません)。

なので皆様も頑張っている人と自分を比べて、
勝手に自分を貶めたり
勝手に凹んだりしなくて大丈夫です。

全員頑張っている中で、更に頑張っている人が
何人かいるだけだと思います。

私は社員に出来るだけ残業しろ
などとは一ミリも思っていません。

早く帰りたい時・早く帰れる時は
出来るだけ速やかに退社してと伝えています。

一方で、頑張りたい時は精一杯頑張って下さい。

だから業務終了後に、
何となく上司や同僚と色々と話をして
仕事の理解を深めたり、新しい発見をしたり、
ゆっくり仕事の振り返りをするのもokです。

仕事が終ったら帰っても良いし
別に残っていても良いんです。

誰しもビジネスマン人生の中で
「頑張り所」「勝負所」があります。

そんな時は遠慮なく仕事に没頭しましょう。

それが自分自身の為になると思います。

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