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渋谷だからこそ実現!近未来の透過型サイネージ 日本コカ・コーラ×東急「渋谷ICONICビジョン」

渋谷スクランブル交差点のランドマーク「QFRONTビル」の屋上に、2020年10月から新たなビジョンが設置されました。
今回は、コカ・コーラが宙に浮かんでいるかのような映像が印象的な、新ビジョンについて探りました!

日本コカ・コーラの新ビジョンが渋谷に登場

渋谷といえば、スクランブル交差点を取り囲む数々の大型ビジョンが印象的。天気予報のライブカメラなどでよく見る風景、という方も多いのではないでしょうか。
そんな交差点中央に位置するQ FRONTビルを見上げると…
ビル上部に今にも飛び出してきそうな映像が!

渋谷ICONICビジョン_放映モニター_夜_Polarbear_001

よく見ると、ちょっと浮いているような、透けているような…
周囲の大型ビジョンとは一味違った雰囲気です。

”渋谷ならでは”の未来的なOOHを目指して

このビジョンは、日本コカ・コーラ株式会社と東急株式会社が共同開発したメディアだそう。
早速、この屋外ビジョンの共同開発社である東急株式会社の西川さんにお話を伺いました。

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東急株式会社 沿線生活創造事業部広告推進グループメディア・広告担当
西川修平さん

―このビジョンの名前を教えてください!
西川さん(以下敬称略) 「渋谷ICONIC(アイコニック)ビジョン」といいます。
スクランブル交差点正面に建つ「Q FRONTビル」の屋上部分に設置されていて、幅18メートル×高さ9.75メートル(175.5平方メートル)あります。
日本コカ・コーラ株式会社と東急株式会社で共同開発しました。

―とても目立つ場所に設置されていますね。渋谷ICONICビジョンはどんな経緯で誕生したのでしょうか?
西川
 発端は2017年8月、米・ニューヨークのタイムズスクエアに登場した3Dロボティクス技術を活用したOOHメディア(屋外広告)です。
表面が変幻自在に動くOOHなのですが、「ニューヨークを超えるシンボリックなOOHを、再開発が進む渋谷のランドマークになるよう、2020年に向けて開発しよう」ということが、プロジェクトの始まりです。
設置するメディアはニューヨークのものを踏襲するのではなく、”渋谷ならでは”のものがいいと考えました。
そこでSF映画の劇中で描かれているような、立体的で浮遊感のある未来的なOOHの実現を目指して開発を重ねていきました。

高解像度LEDキューブ1,760個を使用した、高さ約20メートル×幅約13メートルの屋外広告。
全てのLEDキューブが独立・伸縮する仕組みになっており、図形を作ったり、ウェーブを起こしたりする動きを実現している。


渋谷ICONICビジョン_放映モニター_夜_illusion_003-2

―『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』に出てくるような、いわゆるサイバーパンクの世界観ですね。
西川
 はい。再現するために、ありとあらゆる機材や技術を検討しました。
そもそも屋外かつ高所の壁面に透過サイネージを設置している事例が国内にはなかったので、強度、透過率など、あらゆる面から検討し、現在の渋谷ICONICビジョンの形になりました。夜間は奥行きを感じやすくなるようサイネージ裏側に見えている鉄骨部分をあえて照らす演出もしています。
―デジタルの世界から飛び出してきたかのような浮遊感は、細かい工夫を積み重ねて生まれたものだったのですね。

渋谷は「突出したブランド力を持つ街」

―このビジョンは、日本コカ・コーラ㈱が東急㈱と共同開発したとのことですが、企業から見た「渋谷」はどのように捉えられていると感じますか?

西川 「渋谷ICONICビジョン」のように特別な広告媒体を設置することができたのは、・・・

▼この続きはこちらからご覧ください。

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著者紹介

磯野 絵璃奈/Erina Isono
コーヒー党の旅好き。広告媒体開発・イベント企画経験を経て、2019年まで渋谷駅周辺再開発(主に地下工事)の広報担当を務める。担当ジャンルは再開発工事関連。
渋谷のイチオシスポットは、夕暮れ時の「渋谷二丁目交差点」。再開発中のビルが折り重なる隠れたビューポイント!すぐ近くの「コーヒーハウスニシヤ」のコーヒーも絶品です。
▼このライターが書いた記事
https://note.com/onestop_shibuya/m/m4066fdedfd0d


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