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いもづる算「まずは、消去算(n個の未知数n個の式)かいもづる算(条件不足)かを判別する。」

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いもづる算とは、条件が不足している消去算(つるかめ算)のことをいいます。
消去算は中学以降であれば、n元一次方程式とよばれ、n個の未知数のとき、(重複や矛盾のない)n個の(一次)式をたてることができれば1組の解がでる(整数とは限らない)、ということを以前説明しました。

参考
消去算1(n元一次方程式)「n個の未知数のとき、n個の式がたてられれば解ける。」part1
消去算1(n元一次方程式)「n個の未知数のとき、n個の式がたてられれば解ける。」part2


いもづる算は、条件が不足している消去算である、といったとおり、n個の未知数に対して、(重複や矛盾のない)n個の(一次)式をたてることのできないもののことをいい、中学以降であれば、n元一次不定方程式といいます。
中学受験の試験問題としては、解を正の整数に限定したかたちで求めることになります。


わかりやすくいえば、例えば、2個の未知数(未知数をx、yとします)の時であれば、
ax+by=c
のような式が、重複(例:x + y =1 , x + y =1)や矛盾(例:x + y =1 , x + y =2)なくいくつ立てられるか、
ということです。
2つたてることができれば、消去算
2つたてることができなければ、いもづる算
になります。


このように、消去算といもづる算には明確な違いがあるのですが、もちろん、試験問題に、この問題は消去算であるとかいもづる算であるとか、書かれているわけではありませんので、問題文を読みながら自分で判別することになります。また、判別しなくても問題自体は解けることも多いことから、両者の違いを意識していない生徒さんも多いのではないでしょうか。


しかし、この消去算といもづる算の両者の違いを認識することで、問題の全体像が把握でき、解答へのよりよい指針がたてやすくなるとともに、安心感をもって解答にあたることができるようになります。

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