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【ワンパブ・オープン社内報 vol.35】ワンパブは私が私らしくいられる場所。いつか自分の雑誌を立ち上げて、前職の仲間に恩返ししたい

ビジネスソリューション部 加藤桃子

【ワンパブ・オープン社内報】は、ワン・パブリッシングで働く人を通して、会社・雑誌・メディアが今どのような新しいことにチャレンジしているかをお伝えしている連載です。今回取材したのは、今年の2月にワンパブにジョインした加藤桃子さん。入社して約10ヶ月、入社前と入社後のワンパブの印象の違いや、いま取り組んでいる業務のことなどを語ってくれました。(所属や肩書は取材当時のものです)

【社員プロフィール】

加藤 桃子(かとう ももこ)
新卒で出版取次に入社し、対書店への営業を担当。雑誌が好きで、毎日雑誌に囲まれる生活は楽しかったが、編集者になる夢を諦めきれず、ワンパブの中途採用に応募。今年2月に入社し、現在はビジネスソリューション部で営業と編集の両方の業務に携わっている。


「編集の仕事がしたい!」雑誌への熱い想いを胸にワンパブに入社

―加藤さんは今年2023年の2月にワンパブに中途入社されましたが、前職ではどんなお仕事でしたか?

 出版取次の会社(出版社から在庫を預かり、書店に送品している本の専門商社)に新卒で入り、書店さんへの営業をしていました。ちょうどコロナの時期だったので、会社全体で見ると訪問の回数は減っていたと思うんですけど、私はかなり規模の大きな店舗を担当していたので、毎日足を運んでいました。朝からお昼過ぎまで、不良品が届いていないかとか、この雑誌の部数をもっと欲しいから依頼してほしいといった内容を店舗の担当者の方とお話し、会社に戻ってからその他の事務作業をこなす、という感じの一日でした。忙しかったですね。

―そんな中で、ワンパブへの転職を決めた理由を教えてください。

学生の頃からずっと編集の仕事がしたかったんです。就職活動でも出版社を中心に受けてはいたのですが、採用自体がものすごく少なくて……狭き門でした。それでもなにかしら出版関連の仕事をしたいと就職活動を続けていた結果、前職の出版取次の会社とご縁をいただき入社を決めました。

毎日書店に通い、大好きな雑誌に囲まれて仕事をするのはすごく楽しかったのですが、実際に雑誌を買って行くお客さんを見ていると、やっぱり作る側に行きたいなという想いが日に日に大きくなってしまって……。正直、入社して一年も経っていなかったのでかなり迷ったのですが、どうしても雑誌編集者になりたい気持ちが抑えられずに転職サイトを覗いていたら、偶然ワンパブの募集を見つけたんです。私が買ったことのある雑誌も多く、受けてみよう!と即応募しました。

―念願の出版社へ転職、ということだったのですね! 入社してビジネスソリューション部(以下、BS部)に配属になったわけですが、具体的にはどのような業務に携わっているのでしょうか。

BS部は営業と編集のチームに分かれていて、私はどちらの業務も担当しています。営業としては、クライアントの困りごとに対して、それを解消できるようなサービスを案内したり、社内の編集チームとタッグを組んでコンテンツ展開の提案をしたりしています。前職でも営業をしていましたが、ワンパブの、というかBS部の営業スタイルは大きく違っていて、イチから勉強の日々でした。とにかくアイデア力で勝負しなくてはいけないので……難しいけれどすごくやりがいがあります。

編集としては、実際に営業チームが決めてきた案件のクリエイティブを担当しています。具体的には、オウンドメディアの運営や記事のライティングを行っていて、最近ではワンパブのコーポレートサイトで公開されているSDGsのコンテンツも担当させてもらえるようになりました。

ー営業もできる編集者って、ものすごい武器ですね。

この部署だからこそ経験できることですよね。BS部っていわば自由形の部署。アイデア力が武器になるし、提案力も必要です。さらには、その先の制作力、編集力まで求められる。あらゆるスキルを同時進行で身につけなくてはいけないので大変なこともありますが、逆に言うと、短期間で一気に成長できるチャンスなので、すごくありがたいなと思います。毎日がめちゃめちゃ楽しいです。

この会社なら自分のやりたいことが叶うかもしれない。面接時の直感は間違っていなかった

―入社してこれまでで、一番印象に残っているお仕事は何ですか?
 
今年6月に開催された『FYTTE』のリアルイベントですね。入社してすぐ、キックオフミーティングから参加させてもらいました。クライアントとのやり取りやさまざまな準備など、勉強になることばかりで。特に、実際の読者の方と直に接したのが初めてだったので、「こんなに熱量の高い人たちが『FYTTE』の記事を読んでくれているんだ……」と胸が熱くなりました。
 
サイトを淡々と作っているだけではわからなかった「コンテンツを作った先にはこの人たちがいる」ということが、初めてしっかりと実感できたんです。12月10日(日)にも『FYTTE』のリアルイベントがあるので、たくさんの読者の方にお会いできるのが楽しみです。 

 ―お話を聞いていて、毎日の仕事をすごく楽しんでいると感じますが、ワンパブに入る前の印象と現在の印象を比べてみてどうですか? 予想通りだった、もしくは全然思ってたのと違う!とか。率直な感想を聞かせてください。
 
入社前の印象としては、よく読んでいた『Cinema★Cinema』の会社だ! というのが一番でした。ほかにも『ムー』とか『歴史群像』とか、すごくいろいろなジャンルの本を出しているので、この会社に入ったらいろいろな経験ができそうだと感じていました。
 
入社して一番驚いたのは、私みたいに入社したばかりのぺーぺー社員の意見でも、皆さん真剣に聞いてくださるところです。「こんなことをやってみたいです」と口に出すと、周りの流れが変わるのがハッキリとわかります。「どうしてもやらせてあげたい」という感じで、先輩方が動いてくださるんですよ。実は面接のときに、「この会社だったら自分のやりたいことが叶うかもしれない」って強く感じたんですよね。本当にその直感通りでした。
 
―面接時、どうしてそう思ったんですか?
 
2次面接の内容が雑誌の企画を考えて提案するというものだったんですけど、不慣れなパワポに雑誌の企画を落とし込んで、(取締役の)松井さんと正田さんにプレゼンしました。そのとき、お二人が目を輝かせて褒めてくださって。「こんな素晴らしい企画を考えられるなら、絶対ワンパブで活躍できるよ!」と言ってくださったことがすごく印象に残っています。そのときに、「この会社だ!」って確信しました。

ルフィみたいに自分の可能性を信じて、いつかは雑誌を立ち上げたい!

―ここからは、加藤さんご自身についてお聞きしていきます。まずは、得意なことと苦手なことを教えてもらえますか。
 
英語が得意です。両親が洋画や洋楽が好きだったので、物心ついたときには海外のエンタメが好きになっていました。同級生が邦楽にハマる中で、マドンナとかBackstreet Boysを聴いている自分ってカッコイイ! と思ってましたね(笑)。中学生のときにOne Directionにどハマりし、彼らの曲やインタビューを自分で理解したいと思ったことがきっかけで、英語を本格的に勉強しはじめました。
 
―海外にもよく行かれるのですか?
 
大学の留学プログラムで一年間カナダに留学したんですけど、そのときに人生観や物事の考え方が180度変わって、視野がぐっと広がりました。国境を超えた友人がたくさんできて、行動力も身につきました。本当に宝物みたいな一年を過ごせたなと……。その後も、いろいろな場所を訪れました。ここ数年は、コロナもありましたし、転職したばかりだったので行けていませんが、来年あたりから、またできる限り海外旅行をしたいと思っています。

カナダ最古の国立公園内のバンフにて。息を呑むほど絶景!
真下から見たナイアガラの滝。びしょびしょになりました
旅行をした都市で必ず購入しているステッカー。国連とニューヨークがお気に入り!

苦手というか、弱点は緊張しやすいところです。極度のあがり症なんですよ。プレゼンもものすごく準備します。頭の中で何回も何回も話す内容を練習して本番に臨む感じです。
 
―そんなふうには見えませんよ! では、尊敬している人はいますか? 社内外問いません。
 
想像されている回答とはズレちゃうかもしれませんが……『ONE PIECE』のルフィです。損得勘定で動くのではなく、まずはフラットに相手の話を聞くところとか、日頃は表に出さないけれど、誰よりも熱くブレない信念を持っているところとか。あとは、本当に叶えたい夢に対する自分の可能性を自分自身で信じられるところ、仲間を大切にするところ……人として大切な要素がいっぱい詰まってるなって。私もルフィみたいに強くてやさしい人間になりたいと思っています。
 
―最後に、今後の夢や目標を教えてください。
 
仕事面では、今のBS部の仕事もすごく楽しくて誇りを持ってやらせてもらっていますが、ここでさらなるスキルを身につけて、いつか自分でイチから雑誌を立ち上げたいです。前職で流通の現場にいた時に感じたことなんですけど、流通面とか書店からのアプローチってやっぱり限界があって。でも、コンテンツそのもの、雑誌自体が魅力的だったら、雑誌がダウントレンドだと言われる時代でも、買ってくれる人は絶対にいるし、そこにニーズがあると思うんです。
 
実は前の会社の上司や先輩、同僚たちが、ワンパブへすごく快く送り出してくれたんですね。本当に感謝しています。出版業界にポジティブな影響を与える仕事をすることが、その方たちへの恩返しでもあると思っているので、たくさんの人に読んでもらえる雑誌を作ることが私の夢です。
 
プライベートでは、先ほどもお話しましたが一年に一回は海外旅行に行くこと。2024年はシンガポールとマレーシアに行きます! 20代のうちにウユニ塩湖に行ってみたいし、北欧へオーロラを見に行きたい。世界遺産検定の勉強中なので、ヨーロッパの世界遺産を巡る旅なんかも最高です! そのほかにも、プライベートでやりたいことだらけなので、どんなに忙しくても、すぐに行動に移せるフットワークの軽さは持っていたいなと思っています。
 
 
たくさんの方のサポートを受けながら、急成長を遂げている加藤さん。雑誌が好きで、いつか自分で雑誌を立ち上げたい! という熱い想いをキラキラした目で語ってくれました。構想しているのは、自分自身がたくさん読んできたからこそ読者のニーズがわかるエンタメ系か女性誌系とのこと。編集長・加藤桃子の名が奥付に載る日は、そんなに遠くないかもしれません。加藤さん、ありがとうございました!

(取材:水谷映美/撮影:我妻慶一)


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