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#あのとき、わたしに3,000円を投資してくれた方へ

わたしからも「スキ」を。

昭和国立記念公園にて

まず、言いたい。
あのときに、わたしに3,000円を投資してくれた名前も顔も分からない方。

本当に本当に、感謝しています。
ありがとうございました。

たったの3,000円かもしれない。
けれど、わたしにとっては、涙が出るくらいうれしくて。

感謝を言えなかったのが、ずっと心残りでした。
ありがとうを伝えたくて、こうして記事を書いています。

お伝えするのが遅くなってしまって、ごめんなさい。
わたしからも、スキを伝えさせてください。

当時のわたしの記事は拙く、黒歴史みたいなもの

ネモフィラの花、お星さまみたいで可愛い

もう2年ほど前になるのかな。
Noteって、投げ銭といえばいいのかな、記事の執筆者に対してお金を送る機能があるじゃないですか。

そこからわたしの記事に3,000円を送って下さった方がいます。

どなたが送って下さったのかは今も分かりません。

当時、わたしは新卒。
ビジネスも社会もなんにも知らないおこちゃまながら、アウトプットのためにNoteに拙い記事を書いていました。

(今もわたしのアカウントから飛んで、その恥ずかしい記事たちを見ることができます…!)

今思えばそのときはHタグもSEOの構成やらも知らなかったから、見返してみると支離滅裂でぐちゃぐちゃ。
見るのも恥ずかしいくらい、黒歴史(笑)

SEOで良い順位を取るための記事の書き方なんて、当時は理解もしていなかったけど、好きなように、思うがままに、感じたままに、記事を書いていた。

評価とかなにも気にせず、文章が書くのが好きだったから、その延長線上のことだった。

文字から離れざるを得なかった2年間

お花をカメラで撮るのが好きです

社会に出て、文字やアウトプットから離れざるを得なくなっていました。
言い訳がましいけれど、自分の心に隙間がなかったから、記事も執筆できなくなっていた。

大学卒業後、わたしは一般企業に就職しました。
そこで、自分の毎日の生活が180度ぎゅんっと変わった。

世間的にはそれが当たり前ですよね。社会人になるってこういうこと。
でも、私はついていくのにも精一杯。

社会の闇やお金を稼ぐ大変さを目の当たりにして、常に心臓を誰かに握りしめられているような生き苦しさを抱えていました。

新卒で入った会社は、総合人材会社。
そこそこ社会的にはキツい会社と言われているところで、毎日テレアポ200件、飛び込み営業は当たり前。
数字が全てで、未達成は悪。未達成だと、社内にも晒される。同期もみんな志高い人ばかりで。

自分はこれまでなんて人生を甘く見ていたんだろう。なんにもこの世の中を知らなかったんだなあ。と、常に自分を責めていた。

毎日そのような環境にいたせいか、わたしは体調を崩してしまいました。

あんなに文章を書くのが好きだったのに、自分の頭の中を文字に吐き出すのさえも、うっとおしく感じてしまって。

心の中のドロドロを書きだしたら、途端に自分が潰れてしまうと思っていました。

自分は本当はこう思っている。だけどそれを言葉にしてしまったら、自分がそれに気づいてしまう。

これまで好きだった文章を書くことに苦しさを感じていたので、文章作成からしばらく離れていました。

ドロドロのスープにいるじゃがいもだったわたしを救い上げてくれた

江ノ島で出会ったちっちゃいにゃんこ。
おじちゃんに撫でられて気持ちよさそうだった!

あのときのわたしは、常にドロドロのスープにいるみたいだった。
わたしをスープの具材で例えるなら、少し冷めた、ぽくぽくのじゃがいもってところか。

心が苦しくないときが無くて、先が見通せない日常を過ごしている。

そんなある日ふとメールを見ると、「未出金の売上金があります」というメールが手元に届いていて。

Noteはしばらくログインしていなかったので、なんのことだろう?っていう感じだったんですよね。

自分の中で忘れかけていたNoteのIDパスワードを引っ張ってきて、ログインをしてみる。

すると、わたしが書いた記事にスキを付けてくれて、お金を送ってくれた人がいると、目に入りました。

3,000円という文字。


…社会に出ると、3,000円なんてちっぽけな金額ですよね。

高校生のお小遣いでそれぐらいの金額をもらっているときは、大金だったのに。大人になってから、それ以上のお金をもらうことに慣れてしまうと、ただのちょっといいランチ代ぐらいになってしまう。

でも、わたしは、その金額を見て、心がいっぱいになって、電車の中で涙をぼろぼろこぼしました。

あの時の感情を上手く言葉にはできないけれど、

「仕事や人生、アウトプット、すべてから逃げていた自分を、こうして認めてくれた人がいた」

と感じていたのかも。

自分は文章だけで食っていくとか、そういったことは考えていないですけど、自分が書いた記事が誰かに伝わって、それに対してスキをしてくれる、お金を渡してくれる。

仕事や恋人、家族、すべてにおいて悩みを抱えていた、ドロドロのスープの中にいるぽくぽくのじゃがいもだったわたしを、スプーンですくいあげてもらった。そんな感覚でした。
(伝わるかな?)

自分が作ったものが、誰かの背中を後押し出来たら

静寂の中のポーラ美術館

自分が書いた文章を、もっといろんな人に見てもらいたいとか、そんな大層なことは思いません。

ただ、ふと自分のアウトプットしたものが、ふとどこかの誰かさんの元へ届いたときに、その人の背中をそっと支えて、前に薦めるように後押しできたら、素敵だなって思います。

頑張れとは言わない、少しずつ一緒に歩いていこう、って。
こうやって、認めてくれる人のために、自分は動いていきたい。

自分の心を守るため、また、キャリアアップをしたいという思いが捨てきれず、転職に踏み切り、いまは事業会社のマーケティング部にいます。

BtoBマーケの様々な領域を勉強させてもらっていますが、今は主にSEOを担当していて、たまたまですが、文章作成に関わり、記事を書いています。

「自分の書いたものが、誰かの後押しになったら」、そう思いながら仕事に当たれています。

あのとき、わたしに3,000円を投資してくださった方。
あなたのお陰で、わたしの心は救われました。

こうした、日々の感謝を忘れずに。
読んでくれてありがとう。

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