想像超えすぎ
ここに綴られているのは2014年5月〜7月に経験した、皆川暢二のアメリカ自転車8000kmの物語です。
2014年 5月11日 アメリカ自転車旅 11日目
朝、凄く周りが静かだ。そして寒い。
テント張らずに寝袋だけだと朝はきついな。
日中との温度差が左膝にこたえる。
おそらくこの旅中、膝の痛みが完全に消えることはないと思う。
痛いことをどうこう言っても仕方ないので、受け入れる。
受け入れて、ケアできる所を探してリカバリーしていこう。
うん、この旅で受け入れるというのを覚えてきた気がする。
この気付きは基本的に一人というのが大きいかもしれない。
一人、旅、異国。
トラブルが起きた時に縋る相手がいないし、そこで泣き叫んだ所で帰るホームがある訳ではない。
現状を受け入れて、その中でどうしていくかを考える。
人間って追い込まれた時こそ成長するんだろうな。
そして自分はこの状況は嫌いではない。むしろ楽しんでいる。
この先楽しめないことも多々起きるとは思う。
でもこれを乗り越えた先、どんな景色が見えるんだろうと思ってる。
あっ、また気づいたら感傷野郎が頭の中で堂々巡りをしている。
この旅も11日が経ったけど、まだ休みの日は入れていない。
休みをとる気は毛頭ないけど。
もう大分、テントの片付け、荷物の準備、重さも慣れてきた。
寝袋とか最初、袋に入れるのに30分位かかってたし。
寝袋あるあるだと思うんだけど、収納を考えての設計なのか入れる袋がギリギリサイズ。だから、その袋に寝袋入ってたんですか!ってビックリするくらいギャップがあるんです。
何度外の袋投げ捨ててやろうと思ったか。
自転車のスピードも上がってきたし、着実に身体がこの旅に順応してきてる。
慣れってすごいな。
今日は朝9時スタート!
見る度に毎回脳内の想像超えてくる。
誰も敵わないよ。
でもずっと見ていると、この想像を超える景色に飲み込まれそうな恐怖感も抱く。
壮大すぎるんだよな。
自然には勝てないってよく言ったもんだよな。
こんな壮大な景色を右手に見つつ、ひたすら漕ぐ。
他のチャリダー、ツーリングの人達も見かけるようになってきた。
お互い対向車線にいて通りすぎる度に、声をかけたり、親指を突き出して挨拶をする。この自然の行動が疲れている時に、少しの元気を与えてくれたりする。
同じチャリダーに会った時はホッとする。
今日はグースベイという町に到着。
晩御飯を買いにSAFEWAYというスーパーマーケットに。
カード作りました。
8ドルのものがなんと、、、
7ドルに!!!
奥様方の気持ちが今凄く分かります。
このSAFEWAYは結構どの町でも見るので、重宝できるだろうと。
そして今日は学校の裏手で眠ります。
何も起きませんように。
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