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東福門院和子の涙

宮尾登美子 1993年

徳川二代将軍の娘和子は、史上初めて、武家から朝廷に嫁ぎ、「稀なる福運の姫君」と称えられた。戦国を毅然として生きた女性・お市の方後を引いて、自らの苦悩は決して語らない女性であったが、宮廷の冷たい仕打ちは、中宮の紅絹の布が知っていた…。涙を秘めた慈愛の国母を描いて、深い感動をよぶ長編小説。
(後の要約引用)

いやー、長くて結構大変だった…😅

初めての歴史小説でした。この話は、武家から朝廷に嫁いだ、徳川二代将軍の娘和子の一生を書いた長編小説です。

子どもの頃から、「将来はあそこに行って結婚するんだよ。」と言われて育っている姿を見ると、江戸時代の女性の模範的な生き方のようで、「好きな人と結婚したり、自分の人生を自分で選ぶ今の時代とは全然違うな。」と思いました。昔はこれが普通だったと思うと、「今はすごく良い時代になったな。」と思いました。

この話は1990年から3年間、新聞で連載された後、93年に単行本化、さらに96年には文庫化されました。

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