うつとお金の問題

「実は」大きいうつとお金の問題。
普通に考えればお金の問題が大きいことなど普通にわかるのだが、
心理学のテキストでは触れられてこなかった。
療養中、最も健康状態を揺さぶった要素と言っても過言じゃない。
明日の生活を脅かされるのである。
この問題にぶち当たるときが一番自殺願望が喚起された。
生きる気力が低迷している人間にさらに追い打ちをかける。
生きたいかどうかもわからないのに、
生きることに足かせをつけられるようなものなのである。

わたしの場合、たまたまこのような仕事をしていたので
傷病手当も失業手当も知っていたが、
いずれも前職の人事からは指示がなかった。
もし知らないままだったらと思うとゾッとする。

では何が必要だったかと考えると、
退職後の生活について、
活用すべき制度を含めて金銭面について相談できる人、
もしくはそのような人につなぐことのように思う。
それは保健師なのか役所の窓口なのかわからないが、
頭が回らなくなるこの障害を背負いながら一人で生活を回していくのは
まず不可能である。

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