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復興支援に携わる学生さんの取組み(岡学園トータルアカデミー) ~長野地域振興局レポート

ONE NAGANO.NETを運営する長野地域振興局 企画振興課から、復興サポートに取組む地域の皆さんのアクションをご紹介します!今回は、学生さんとの取組。地域社会とのコラボレーション実績も豊富な岡学園トータルアカデミーさん(以下「岡学園」)です!

そもそも、岡学園さんとの出会いは、復興の現場ではなく、まったく別の補助金の相談を受けたことから始まります。
 その時には「今後なにか一緒になってできることがあればよろしくお願いいたします」程度の挨拶を交わした形で終わりました。
しかしその後、若干の時間を経た昨年、復興に係るボランティア活動の現場で運命の再会を果たすことになるのです。そこからはとんとん拍子に話が進み、様々な場面で「ONE NAGANO.NET 長野地域版」に関わっていただくこととなりました。

1_復興ボランティアの箱詰め

復興に係るボランティア現場の様子

 「長野地域版 ONE NAGANO.NET」のロゴマークとキャラクターに込められた想い 

そして第一弾がこのマーク。

2_ロゴ①

そうです、この「長野地域版 ONE NAGANO.NET」の左上に燦然と輝くロゴ。このロゴは、岡学園 長野プロデュース科の学生さんに制作していただいたものの一つなのです。

学生さん一人ひとりが被災地の状況や復興の取組み、また、この「長野地域版 ONE NAGANO.NET」のコンセプト等について学び、考え、ロゴマークを制作していただきました。

3_ロゴマークのプレゼン

長野プロデュース科2年のみなさん
ロゴマークにどんな想いが込められているか、プレゼンをしてくれました。

事務局に届けられた9作品のロゴマークは復興への様々な想いが込められており、選考に当たってはとても苦労しましたが、最終的に2つの作品を活用させていただくことになりました。

4_ロゴ①+(2)

長野プロデュース科2年 市川大智さんの作品
復興への想いを込めた折り鶴を、「N」をモチーフとした優しい緑色のハートで包んだ素敵なデザインです。当サイトのメインロゴマークとして活用させていただいています。

5_ロゴ②

 長野プロデュース科2年 樋本寧音さんの作品
当サイトへ写真やメッセージを投稿してくれる方の「笑顔」と「元気」をイージしたデザインとのこと。「VOICE」のページで使用させていただいています。

また、当サイトキャラクターについては、長野プロデュース科、デザインビジネス科の皆さんにご協力をいただきました。事務局に届けられた数、なんと23作品。学生さん一人ひとりが様々な観点とそれぞれの想いから生み出してくれたキャラクターは、どれも生き生きとしていて大変魅力的かつ創造的な力作揃いで、審査員をうならせました。
審査の結果、正式に当サイトのキャラクターに決定したのは、
ご存じのとおりトップページに君臨している「かえるむ」です。

6_かえるむ

長野プロデュース科2年 青木心海さんの作品
あの日の大雨でナガノの流れつき、復興のお手伝いをしてくれているかえるさん。災害を振り「かえる」、被災地がよみ「がえる」という想いをこめて制作してくれたとのこと。誰もをほっとさせる可愛い表情と個性的なフォルムで、ファン急増中!?

7_キャラクタプレゼン

キャラクター プレゼン審査会の様子

長野市の復興祈念事業でも大活躍!

また、昨年度にnoteでもご紹介しました長野市内で展開中の復興祈念事業「いまこそ応援『がんばろうNAGANO2020』」においても、岡学園の学生さんが様々な面で協働し、活躍しています。

 まずはこちら。「被災地のいまを伝えるガイドブック」です。

9_ハンドブック


 それぞれの地域の復興状況と合わせて、その地域の観光地やお土産品、おすすめのお店の紹介などを掲載し、思わず被災地を巡りたくなる内容となっています。
 長野プロデュース科の学生さんたちは、このガイドブック制作に春から携わり、制作会社と企画案を考えるほか、それぞれ自分の担当を決めて実際に取材に行き、ページの制作を行ったそうです。その取材の成果として、学生さん目線での「イチオシのお店」も多数掲載されています。

これまでの復興の歩みを知ってもらいたい、たくさんの人に訪れてほしい、被災地を元気にしたい!という願いが込められた素敵なガイドブック。
長野市・須坂市・小布施町・千曲市の各観光案内所、県内高速道路サービスエリア、銀座NAGANOなどに設置されているようですので、ぜひ多くの方にお手に取っていただきたいと思います。

本領発揮!復興BOXを願いで彩るデザイン力


次はこちら。 「いまこそ応援『がんばろうNAGANO2020』」の中で取り組んでいる「復幸BOX」のデザインです。

11_復興ボックス


 「復幸BOX」は被災地企業や被災地区の物産などを詰め合わせたもので、購入するとそれが復興支援につながるという仕組みになっています。BOXには長野市の復興キャッチフレーズである「ONE💛HEART」と、ハート、想いをとどける折鶴のデザインがあしらわれており、購入した人の心をあたたかくしてくれます。

12_復興ボックス中身

このデザインは、デザインビジネス科1年生の生徒さんが制作したものです。
先生徒さん方が持ち寄った作品をコンペにかけて、BOXのデザインが決定したとのことです。

 また復幸BOXに入っている信州銘菓「りんごのささやき」は、被災した長野市産のりんご果汁を使用しているだけでなく、パッケージには岡学園の学生さんによるデザインをあしらうことで、よりいっそう被災地支援をアピールしています。

14_りんごのささやきシール

15_りんごのささやきタグ

 折鶴模様がついた復幸りんごも同梱されていますが、こちらのご紹介はまた次回の記事でさせていただきます!

16_りんごささやき選考

コンペの様子

 このように、今年度だけでも、復興支援にあらゆる場面で活躍してくれている岡学園の学生さん方。私たちの目に映る華やかに彩るデザインは、「どうしたら被災地に興味を持ってもらえるだろう」「どうしたら復興への願いの気持ちが伝わるだろう」といったたくさんの真剣な想いにより創られています。

17_キャラコンペ後集合写真


キャラクターコンペ後の集合写真


デザインを見るたび、多くの若い皆さんが復興支援に携わってくれているのだと感じますね。
学生さんたちが、このような経験をも糧に、将来、大きく羽ばたき長野地域で活躍してくれることを願っています!

                 



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