ONE-NAGANO長野地域版取材班

令和元年東日本台風からの復興に向けた様々な取り組みを紹介する長野県(長野地域振興局)の情報発信サイト「ONE NAGANO.NET 長野地域版」の取材班が、地域で出会った人々やまちの様子を書き留めます。

ONE-NAGANO長野地域版取材班

令和元年東日本台風からの復興に向けた様々な取り組みを紹介する長野県(長野地域振興局)の情報発信サイト「ONE NAGANO.NET 長野地域版」の取材班が、地域で出会った人々やまちの様子を書き留めます。

    最近の記事

    長野地域取材班レポート「減災ナースながの 防災・減災をきっかけにまちの共生をつくっていく」①

    ONE NAGANO.NETを運営する長野地域取材班から、防災・減災に取組む地域の皆さんのアクションをご紹介します!今回は、長野市を中心に災害時の医療的ケアを行っている「減災ナースながの」として活動される 清泉女学院大学看護学部小児期看護学 准教授の北村千章さんに同大学の学生による取材チームがお話をお伺いしました! 医療的ケアを必要とする人だけでなく、すべての人が安全に避難ができるために 減災ナースながのは、令和元年東日本台風災害時に長野保健所さんから「駅前ほけん室@清泉

      • 「未曽有の台風災害の記憶を風化させてはいけない…もう一度思い出してほしい」~長野地域振興局レポート

        ~長野広域連合・長野地域子ども元気プロジェクト事業~  時は令和へと移り変わり、あの未曽有の台風災害に加えて、新型コロナウイルス感染症拡大と、我々を取り巻く環境は、一層先行き不透明な状況となりました。多くのことが制限され、閉塞感を感じ続ける社会生活を強いられているだけに、子ども達が元気になることができるイベントを行わなければならない…そして子ども達の笑顔から元気をもらい、地域全体の活力につながるような事業が必要である…何か復旧・復興に繋がる取り組みがしたいという多くの皆さん

        • ライフアミューズメントパーク「nuovo」の全国展開に向けて~日本笑顔プロジェクト Vol.5

          令和元年東日本台風から2年が過ぎました。「まだ」2年なのに、私たちのなかで、災害や防災への意識が過去のモノになっていないでしょうか?5回にわたって紹介する、『地域発の新しい防災の仕組み』。日本笑顔プロジェクト副代表 春原圭太さんから、今回は、アミューズメントパーク「nuovo(ノーヴォ)」運営への想いについてお話をお聞きしました。  前回(「4輪バギーで災害支援!」) は日本笑顔プロジェクトのバギー支援や活用方法などの紹介をさせて頂きましたが、最終回は、私たちが運営している

          • 「4輪バギーで災害支援!」~日本笑顔プロジェクト Vol.4

            令和元年東日本台風から2年が過ぎました。「まだ」2年なのに、私たちのなかで、災害や防災への意識が過去のモノになっていないでしょうか?5回にわたって紹介する、『地域発の新しい防災の仕組み』~第4回。日本笑顔プロジェクト副代表 春原圭太さんから、今回は、レジャーや牧場などのイメージが強い四輪バギーを活用した、災害支援の取り組みについてお話いただきました。  日本笑顔プロジェクトでは、ライフアミューズメントパーク「nuovo」を運営し、重機や全地形対応車(以下四輪バギー)の体験や

            復興支援に携わる学生さんの取組み(岡学園トータルアカデミー) ~長野地域振興局レポート

            ONE NAGANO.NETを運営する長野地域振興局 企画振興課から、復興サポートに取組む地域の皆さんのアクションをご紹介します!今回は、学生さんとの取組。地域社会とのコラボレーション実績も豊富な岡学園トータルアカデミーさん(以下「岡学園」)です! そもそも、岡学園さんとの出会いは、復興の現場ではなく、まったく別の補助金の相談を受けたことから始まります。  その時には「今後なにか一緒になってできることがあればよろしくお願いいたします」程度の挨拶を交わした形で終わりました。

            「一刻も早くりんごの木を救いたかった!」~日本笑顔プロジェクト Vol.3<自分たちにもできる!重機支援>

            令和元年東日本台風から2年が過ぎました。「まだ」2年なのに、私たちのなかで、災害や防災への意識が過去のモノになっていないでしょうか?5回にわたって紹介する、『地域発の新しい防災の仕組み』~第3回目。日本笑顔プロジェクト副代表 春原圭太さんから、重機支援の気づきから設立した、日本初の「体験型ライフアミューズメントパークnuovo」についてお話しいただきました。 第1回目の記事はこちら https://note.com/one_nagano/n/n501dc50f3341 第

            「防災の知恵を楽しみながら身に着ける」~日本笑顔プロジェクト Vol.2<被災地の仮設トイレ問題>

            令和元年東日本台風から、まもなく2年がたつ。「まだ」2年なのに、私たちのなかで、災害や防災への意識が過去のモノになっていないだろうか?‥‥5回にわたって紹介する、『地域発の新しい防災の仕組み』~第2回目。日本笑顔プロジェクト(以下、「笑顔P」)副代表 春原圭太さんから、ボランティア活動における最初の課題~「トイレのこと」についてお話しいただきました。 第1回目の記事はこちら https://note.com/one_nagano/n/n501dc50f3341 トイレは「

            「防災の知恵を楽しみながら身に着ける」~日本笑顔プロジェクト Vol.1

            令和元年東日本台風から、まもなく2年がたつ。「まだ」2年なのに、私たちのなかで、災害や防災への意識が過去のモノになっていないだろうか?今期、ONE NAGANO/NET note では、5回にわたって地域発の新しい防災の取り組みを紹介する。日本笑顔プロジェクトが考える防災力とは?第1回目は、代表 林映寿さんから、プロジェクト発足時の取組についてお話いただきました。 日本笑顔プロジェクトのはじまり2011年3月11日、日本は今までに経験したことがない恐怖につつまれました。日本

            AC長野パルセイロ「令和元年東日本台風災害復興支援イベント」

            12月20日(日)長野Uスタジアム。AC長野パルセイロのホームゲーム最終戦、J2昇格のかかった大切な試合。勝利と昇格を願って多くのサポーターの姿がありました。 AC長野パルセイロは、8月22日以降のホームゲーム戦からスタジアム内で「令和元年東日本台風災害復興支援イベント」を開催していました。この日は、ホーム最終戦という事もあり多くの復興支援ブースが設置され、被災地の「復興りんご」や「アルクマ復興珈琲」などが提供されました。 長野県内外から応援に駆け付けたサポーターの皆さん

            台風に負けない!「復興ピアノ」の音色

            長野市長沼にある農産物直売所「アグリながぬま」の店内に置かれた1台のピアノ。 このピアノは、令和元年東日本台風の被害に遭いながらも見事に復活を遂げた「復興ピアノ」です。 被災当時、ピアノは鍵盤の高さまで水に浸かり泥まみれだったそうです。長野市内に本社を置くピアノ専門店「サンピアン」さんが、弦の交換から塗装まで修復し、「復興ピアノ」として蘇らせてくれました。 被災の記憶を風化させないため、多くの人たちを励ますために「アグリながぬま」に復興のシンボルとして設置され、その後「復興

            台風19号の被害を乗り越えた、美しい紅葉

            日差しが心地よく暖かさを感じる秋晴れの11月中旬。 長野市若穂保科にある清水寺(せいすいじ)の紅葉が見ごろを迎え、境内にある約200本のカエデやもみじが赤や黄色に染まり、背の高い木々が参道に色鮮やかなトンネルをつくって、訪れる人を楽しませていました。 なかには七五三の写真を撮りに来られた家族もいらっしゃって、紅く染まったカエデと素敵な着物の女の子に、思わず取材班も笑顔になってしまいました。 しかし、実は、この清水寺も1年前の令和元年東日本台風に被災していたのです。 住職自

            台風19号をコーヒーで支える

            長野市東和田で水道工事会社を営んでいる宮澤誠さん。 台風19号災害で開設された避難所の1つ、長野市三才にある北部スポーツ・レクリエーションパーク(通称:北レク)で、台風災害後すぐの10月14日から避難所閉鎖までの約40日間、毎日コーヒーの提供をされていました。 自分の特技をいかした被災地支援宮澤さんは、自身の会社紹介の一環として「いいあんべえ屋」という名前で、おいしい水を使ったコーヒーをイベントなどで提供していて、かねてから知識や道具などをお持ちでした。 ちなみにコーヒー豆

            台風19号から1年。被災施設の今。

            令和2年10月、千曲市の更埴文化会館(通称:あんずホール)を訪問し、現状と今後の対応についてお話を伺いました。 あんずホールは、地下・大ホール・インナーコリドーに水や泥が浸入し、一階部分では床上10㎝の浸水がありました。インナーコリドー部にある配管には、泥が確認できました。 1階から地下へ降りる階段踊り場にある窓には、被災当時の水位を物語る跡がくっきり残っていました。 1階から地下へ降りる階段踊り場から外を見た写真です。ここを超えて水が浸入してきたそうです。 地下は、

            台風19号から1年。被災地で暮らす高校生

            2020年10月11日。台風19号の災害から1年が経とうとしていた日。 被災地の長野市長沼支所では、午前に「追悼と復興のつどい」が開かれ、約500人の住民の方々が参加されていました。 この日の午後、長沼支所を訪れた取材班は、仮設の長沼支所前に座って話をしていた高校生に出会いました。 新築はどんどん完成していくのに、リフォームが終わらない。 高校生は、「追悼と復興のつどい」参加し、周りのお友達と世間話をしていたそうです。 「災害時はどうでしたか? 今はどうですか?」とたずねる

            新幹線マルシェ&「ONE NAGANO」復興支援

            10月15・16日、東京駅構内で長野地域の旬の果物を紹介・販売する「新幹線マルシェ」が開催されました。 この催しは、長野県の長野地域振興局がJR東日本グループと連携し、北陸新幹線で長野地域の新鮮な果物を東京駅に運び、駅を利用される皆様にお買い求めいただくとともに長野をPRするものですが、今回は復興支援の一環で、長野市長沼地区で収穫されたりんごや須坂市で収穫されたぶどうを販売しました。 りんごは深い赤色にしゃきっとした歯応えの「秋映」と、甘さ際立ち果汁たっぷりの「シナノスイ

            台風19号の被災地・長野市を巡る 「デジタルスタンプラリー」

            台風19号が大きな被害をもたらしてから1年が経ちましたが、依然として長野地域の復興活動は続いています。 「ONE-NAGANO」取材班は、いま、長野地域でがんばっている、「復興のカタチ」を紹介します。 今回は、長野市内で展開している復興祈念事業「いまこそ応援『がんばろうNAGANO2020』」のひとつ、被災地の今を知るデジタルスタンプラリー[開催期間:2020年10月3日(土)〜11月8日(日)]を体験しました。 参加方法は、長野市内6地区・8カ所の施設や直売所にあるチェ