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【2日目】なぜ三日坊主になってしまうのか

新しいことを始めてみるけど
いつも三日坊主で続かない…。

誰しも一度や二度は経験があると思います。
今回は三日坊主について取りあげます。

■三日坊主とは

物事に飽きやすく、長続きしないこと。
また、その人。

デジタル大辞泉

なぜ新しいことの習慣化を試みると、
三日坊主になり失敗してしまうことが
多いのでしょうか。

それはホメオスタシス(恒常性)
という機能が備わっているからです。

■ホメオスタシスとは

《同一の状態の意》
生体が外的および内的環境の変化を
受けても、生理状態などを常に
一定範囲内に調整し、恒常性を
保つこと。また、その能力。

デジタル大辞泉

生物は変化に対して生理状態を
維持することで生存しています。

私たち人間でいうと、
・暑い日に汗をかいて体温を下げる
・寒い日に体を震えさせて体温を上げる
などが挙げられます。

ホメオスタシスは
習慣化の過程においても作用します。

新しい行動を始めると、
行動をする前の状態に
戻そうという力が働きます。

例)筋トレ
新たに腹筋を始める
⬇️
筋肉痛(変化)になる
⬇️
痛みがない状態に戻そうとする
⬇️
腹筋をしなくなる(変化前の状態を維持)

このように、
人間は変化に対し今までの生活や
環境を維持しようとします。

人間の性質を考えると、
三日坊主というのは自然なことなのです。

■ホメオスタシスに意志力で立ち向かうのは難しい

やりたいことが継続できなかったとき、
多くの人は「意志力が足りなかった」
と考えます。

アメリカで行われたとある研究で
ダイエットに失敗した方に要因を聞くと、
81%の人が「意志力の欠如」と答えました。

では、その意志力とは何でしょうか?

意志力は、脳の理性を司る
前頭前野と呼ばれる部分の働きです。

計算や計画といったロジカルな思考や
感情を抑制する機能を持っています。

ダイエットを継続しようと思ったら、
・毎日ジムに行く計画を立てる
・サボりたい気持ちを押さえて筋トレをする
といったアプローチになります。

ただ、前頭前野は
1日に決断できる量が決まっている
という弱点があります。

そのため、
毎日仕事でクタクタになった脳で、
面倒くさいと思う気持ちを押さえて
ジムに行く決断をするのは難しいのです。

その結果
ホメオスタシスが働く楽な行動
に流れてしまいます。

■どうすればいいのか

とは言っても、

新しいことに挑戦し習慣化したい。
だけどいつも2〜3日しか続かない。

と悩む人は多いと思います。
では三日坊主で終わってしまうことを
防ぐにはどうすればいいでしょうか?

それは、
意志力に頼らないアプローチが必要です。

次回の講座では
具体的な方法をご紹介します!



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