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外国人介護人材を採用する企業への出雲市の支援制度を紹介します

 引き続き、現在の島根県内での海外との関係として、最も目に見える関係の一つである「外国人雇用」について取り上げます。
 具体的には、外国人のための就職支援の一つとして、外国人介護人材を採用する企業向けの出雲市の支援制度を取り上げます。

 なお、個人的には、今後10年間程度のスパンで、ますます重要性が増していく企業課題の一つが外国人雇用だと確信しています。その意味では、この分野における行政支援の重要性も一層増してくると感じています。

○外国人介護人材確保へ対策 学費や仲介料一部補助 出雲市、充足率アップへ

 ※地元紙「山陰中央新報」(2024年9月26日)より抜粋し、紹介します。
  今後、出雲市からの情報を入手しましたら、その内容を追加します。

在住外国人が多い出雲市が、外国人の介護人材確保に向け、採用する事業所を直接支援する独自対策に乗り出した。採用事業所が負担している留学生の学費の一部や、特定技能外国人を採用する際に業者に支払う仲介料の一部を補助する、とのことです。

 2023年、出雲市の介護職場の正規職員の採用希望に対し、採用できた割合(充足率)は、73・2%にとどまっている。

 日本人の採用が困難な中、力を入れるのが外国人材の確保。

 24年度、1200万円を予算化した支援内容は、介護福祉士の養成校に通う留学生や特定技能外国人を採用した場合、留学生が100万円、特定技能外国人は20万円を上限に、経費の2分の1を補助する。

 社会福祉法人ほのぼの会は、これまで市内の専門学校に通う留学生を採用してきた。また、留学生とは別に、今年5月にはミャンマーから来日した特定技能外国人4人を採っている。

 このうち留学生は、特定技能外国人に比べて日本語の習得に長けているが、渡航費などを含めて3年間で1人約300万円が必要になる。同法人の福田智美事務科長は「留学生と特定技能外国人を組み合わせて採用でき、市の補助は助けになる」と考え、補助金の申請を検討しているとのことです。

以下、感想です。

最近、出雲市の外国人の雇用面での先進的な取組が多く見られます。すでに多くの外国人が働いていて、課題も顕在化してきているから取組が必要となってきている面もあるとは思いますが、それ以上に、一歩先を見据えた取組をはやめに着手している気がします。
それら取組をしてみたら、うまくいったり、効果が薄かったりといろいろあると思いますが、効果的なものが確認できれば、松江市などの他市町村で同様にやったり、あるいは全県的な形で広めていくことが求められるような気がします。このあたり、積極的に、柔軟にやっていければと思います。

最後に、以前、外国人雇用に関する企業の皆様向けの島根県庁の支援策を紹介しました。あらためて、これらの支援策の概要をお伝えします。

https://note.com/ondakazuki/n/nff0821e90df2

https://note.com/ondakazuki/n/n7a3700ba2385

外国人雇用相談窓口

島根県庁商工労働部雇用政策課に外国人雇用の相談窓口を設置しています。相談員が常駐していますので、電話等で、気軽に相談していただけます。

https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/employ/koyo_syugyo/gaikokujinnokoyo/index.html




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