見出し画像

『ねこさんぽ』第1回 長崎県・池島編②

「ねこさんぽ」長崎県・池島編の続きです。
①はこちら→https://note.com/onakasan19/n/n954c2ad3c20


港から島の中に入っていくと、ふとしたところでねこと遭遇します。ずっとついてくるこの子も本当にかわいい。

ここで見えてきたのは高層マンション群。

エレベーターのない時代に8階建ての高層マンションなんて驚きですが、4階?部分に渡り廊下と外から入れる入り口がある構造になっているようです。

小さい島に7,700人が住むための方法として、高さのある建物ができたのかもしれないですね。

今は誰も住んでおらず建物には近づけないようになっています。
これだけ大きな建物が誰にも使われず静かにたたずんでいる姿に見とれてしまい、しばらくの間立ち尽くしてしまいました。


その後立ち寄ったのは島で唯一の定食屋「かあちゃんの店」。

飲食を提供している店だからでしょうか、店の前にはたくさんのねこたちが休んでいました。(奥のベンチ)

この辺を住処にしているねこか多いのかもしれません。(覇権争いでしょうか、、)

ここで店のおばちゃんとお話をすることができました。
そこで現在島にねこがたくさん住みついている理由についてお話をしてくれました。


元々、高度経済成長期に多くの島民が住むようになり、当時比較的裕福な人たちが毛並みの良いねこを飼っていました。

ただ、島を出ていくことになったときに多くの方が飼っていたねこを「かあちゃんの店」のおばちゃんのところに預かってほしいと言い島に残していったそうです。

その残されたねこたちの子孫たちが島に住みついた結果、今に至っているとのことです。



まさか今いるねこたちは昔の繁栄が残したものだったとは思わなかったので、
ただ猫がかわいい、たくさんいて最高!などとも思ってもいられないのではないか、とふと考えさせられました。

ただ、餌を一生懸命食べ、生きているねこたちを見ると自分も元気をもらえるような気がしました。

そして、ここには子ねこも一匹。
新しく生まれた命が懸命に生きていました。

そのあとは気持ちよさそうに寝てました。

歴史的背景がねこがたくさん住む島をつくりだしたということがわかったところで今回はここまでにします。

次回も池島編です。お楽しみに!

〈おまけ〉
「かあちゃんの店」にて、別ショット。

外に出れませんでした笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?