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『ねこさんぽ』第1回 長崎県・池島編①

先日発表した「ねこさんぽ」。第1回は長崎県の池島です。(行ったのは昨年です)

長崎県の西彼諸島にある島で、長崎市からフェリー乗り場まで車で1時間。そのあと船に乗って15分で行くことができます。
(船は神浦港、大瀬戸港の2箇所があります)

島の大きさは東西に1.5km、南北に1kmで面積は東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせた広さとほぼ同じと言われています。


長崎県と言えば世界遺産の「軍艦島」が有名ですが、池島は「第二の軍艦島」と呼ばれていて、
高度経済成長期以降炭鉱の島として最大で7700人が住み、東京を超える人口密度で大いに栄えていたそうです。

しかし2001年に閉鉱して島から人は出ていき、現在は129人(2019年10月時点)の住民とたくさんの猫が住んでいる島になっています。

閉鉱して20年しかたっていないので、現在も栄えていたころの建物が多く残っており、廃墟マニアにも好まれる穴場スポットとしても注目されています。

説明が長くなってしまいましたが、
昔栄えた歴史の爪痕が色濃く残りつつ、人とねこが共存している穏やかな島です。

池島に降りると港でねこが出迎えてくれました。
人が集まる場所や海辺は餌がもらえると思っているのかもしれません。

(港近くで撮影したねこと船と海)

出迎えてくれるねこたちにあいさつをし、島を歩き始めると早速見えるのは重厚感のある大きな建物。

この建物は火力発電所跡です。
当時としては最先端の発電所で、発電時の排熱を使って海水淡水浄化装置があり、電気と水を島の中で自活していたそうです。

島にある工場と家庭に向けてこの大きな機械で電気を作っていたんですね。

ここにもねこがいました。(小さいですが笑)



工場から少し横に目をやるとアパートの前でねこたちが集会をしていました。人には慣れているのか近寄ってもある程度迎え入れてくれます。

ねこたちが思い思いの体勢でのんびりと休んでいました。

ギリギリ影のラインを選んで休んでる姿はちょっと笑ってしまいました。

あまり人気のない島で、
現在は使われていない工場や大量のアパートが静かに立ち並ぶ独特の雰囲気の中
どんどん島の奥へと進みます。

その道中にもねこがいました。




少し短めですが、第1回はここまで。
次回は島の歴史やねこが島に多くいる歴史的背景などにも迫りたいと思います。

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