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おむすびからの学び教育。#10 映画「南極料理人」に学ぶ「むすばれる気持ち」

南極料理人。昔一度見たことあるけど、あらためて見てみると、ほっこりしてしまいました。

南極料理人の物語は、極限の環境下での生活と、食事が人々の心を結びつける力を描いた作品です。特に、おむすびやラーメンを一心不乱に食べるシーンは、環境が制限された厳しい状況下だからこそ、食べること自体が力強く、まさに生きるためのエネルギー源は食にあることを再認識させられます。

主人公の堺雅人さん演じる西村は、南極での長期間の生活を経て帰国すると、これまで当たり前に感じていたものが、実はどれほど貴重でありがたいものなのかを再認識するかのようなエンディング。家族との1年間におよぶ離れ離れの生活は、家族の結びつきの大切さを改めて感じさせ、それは、日本の豊かな食材から離れた生活からくる当たり前の食事への感謝とシンクロしていきます。

あたりまえにあることを、普段の生活で見つめ直すのは、かなり意識しないと難しいことてすが、ふと見つめ直す機会があれば、それは、大切な何かを感じとれるいい機会なんだなと感じます。
今は、コンビニやおむすび屋で手軽におむすびが食べられる、いい時代ですが、時々自分で自分への感謝の気持ちで、おむすびを結んでみると、ちょっといいことあるかもです。

出演
堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、古舘寛治、黒田大輔、小浜正寛、豊原功補
監督・脚本 - 沖田修一
原作 - 西村淳『面白南極料理人』『面白南極料理人 笑う食卓』(新潮文庫)


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