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【すごい田舎「東吉野」から、日本の田舎の未来を考える】おむすびチャンネル配信者インタビュー Vol.7

こんにちは。おむすびチャンネル運営です。

おむすびチャンネルの配信者インタビュー企画、第7弾です!
今回は、達人枠「ローカル」カテゴリーで配信されている「すごい田舎「東吉野」から、日本の田舎の未来を考える」さんの紹介をさせていただきます。

(※)おむすびチャンネルとは、ライブ配信型のデジタル・メンバーシップ・プラットフォームです。配信者には、日本語を学ぶ海外の方、英語で話す海外の方、海外に暮らす日本人の方、海外経験があり今は日本に住む方などなど国際的な方々や、何か特別な技術や知識、経験、バックグラウンドを持つユニークな方々などがいます。通常ライブ配信サービスは無料であることが多いですが、おむすびチャンネルはコミュニティであり月額会費制となっています。(公式サイト公式ツイッター


自己紹介

服部嗣人(はっとりつぐと)と言います。おむすびチャンネルでは「ローカル」カテゴリーで「すごい田舎「東吉野」から、日本の田舎の未来を考える」というタイトルで発信しています。現在は、奈良県東吉野村で地域おこし協力隊として働きながら、お茶づくりをしています。地域おこし協力隊は田舎に移住する若者を3年間役場が雇用し、その間に定住や独立の準備をするという制度です。今年の冬(2022年11月)で、協力隊の期限が終了するので、その後は独立予定です。


おむすびチャンネルでは普段どのような配信をしていますか?

自分の本業であるお茶作りの話、過疎が進む日本の田舎の様子各地から東吉野に移り住んできた面白い人達(アーティスト・クリエイター・外国人)とのコラボなどを配信しています。5月には、カリフォルニアから東吉野に移住したアメリカ人陶芸家とコラボ配信をしました。


おむすびチャンネルの魅力はどんなところですか?

SNSでは自分の見たいジャンルや一部の有名なインフルエンサーの発信だけが表示され、視野が狭くなりがちです。しかし、おむすびチャンネルでは、自分と全く違う環境の人や価値観の人、二ッチなジャンルの人が配信をしており、自分の視野を広げることができます。まだ、始まったばかりのサービスなので、これからもっと面白い配信者がたくさん登場すると思います。

ほかには、海外からの配信も多いので、英語の勉強にもなります。最近は、ウクライナの方が多く配信をしていて、ウクライナの歴史や文学、戦争の状況などについてリアルな情報を知ることができました。


なぜ現在の活動をしようと思ったのですか?

端的にいうと面白いことをしたかったからというのが一番です。大学時代に普通に就活をしたのですが、当時は日本の経済や企業について全く知らないまま、適当に名前を知っている企業に応募したりしましたが、しっくりくる企業が全くなく、就活ということ自体理解できなかったので、すぐに辞めてしまいました。

そのあと自分のやりたいことについて考えるうちに「そういえば自分はお茶が好きだな。農家って面白いんじゃないか」と思い、ちょうど抹茶がブームになっていたこともあり、京都府南部にあるお茶の会社に就職しました。

しかし、実際に京都でお茶の仕事をしてみると、京都のお茶は圧倒的なブランド力がある分、確立されすぎていて窮屈に感じるようになりました。また、農法や製法などにも疑問を持つようになり、もっと自由で革新的で新しいお茶づくりがしたいと思うようになりました。
そこで、もっと僻地で自由にできそうな環境を探しているうちに東吉野村に出会い移住しました。


その活動の魅力ややりがいについて教えてください。

現在取り組んでいるのは、手摘みのお茶づくりです。日本のお茶は、99%以上が機械で摘まれており、手摘みしている人はほぼいません。手摘みのお茶では、目で選んで一枚一枚良い芽だけを選んで摘みます。そのため、時間当たりの生産量は機械摘みの100分の1ほどしかありませんが、きちんと作れば、びっくりするくらい深みのある甘く味わいのお茶になります。例えるなら「天然の香水」みたいなものです。

日本ではほぼ誰も挑戦していないジャンルですので、確立された製法もなく、中国や台湾の製法を時々参考にしつつ、日々改善を繰り返しています。売り先もまったく確立されておらず、困難に直面する毎日です。とはいえ、人生は一度しかないですから、誰でもできそうな簡単なことをやってもつまらないですし、自分にできることの限界に挑戦しようと思ってます。

それから、超長期で考えれば、日本でも手摘みのお茶が広まると考えており、その先端中の先端にいるんじゃないかと自分に言い聞かせて頑張っています。
試飲会を開いた時に「凄い!こんなお茶飲んだことがない!」と言っていただけるのが一番幸せな瞬間です。


今後おむすびチャンネルで発信する予定の内容について教えてください。

お茶に関しては、お茶摘みのライブ配信、お茶の入れ方の解説、お茶の歴史の話、パッケージの紹介などを考えています。秋までには販売サイトを作る予定なので、ライブコマースもできたら面白いかなと思っています。
未定ですが、農閑期には、奈良の観光地を巡ったりしても面白いかなと思っています。


最後に

おむすびチャンネルが「地方創生」を重要テーマの一つにしているという話を社長の岡本さんのライブで聞いたことがきっかけで、配信者に登録してみました。
山深い田舎に住んでみた感想ですが、地方が衰退している理由は、地方の人がその地域をつまらないと感じて、都市部に移ってしまうことが最大の原因かなと思っています。なので、地方を創生するには、まず、地方を「楽しくて面白い場所」にしていくことが大切かなと思っています。
では、楽しくて面白い場所にするためにはどうしたら良いかというと、地方に住む人が地方での生活を存分に楽しむことかなと思ってます。


運営より

奈良県東吉野村で地域おこし協力隊として活動されながら、革新的な手摘みのお茶づくりに取り組まれている服部さんをご紹介しました。過疎が進む日本の田舎のリアルな様子、各地から東吉野に移り住んできた方々との交流、お茶についてなどの配信をされています。地方を「楽しくて面白い場所」にしていきたいという想いが伝わってきました。これからも配信を楽しみにしています!


「すごい田舎「東吉野」から、日本の田舎の未来を考える」さんのTwitter


おむすびチャンネルでは、公式noteで配信者を紹介しています。ご関心のある方は、ぜひご連絡をお願いします!

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