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ささやかな希望を、ひとつひとつ叶える暮らし|リノベと暮らそう。

せっかく家を購入するのなら、自分好みの空間にしたい。だけど、リノベーションって初心者には難しそう……。そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。

この連載では、実際にomusubi不動産で物件を購入され、リノベーションしたお客さまのおうちにお邪魔し、物件はどうやって探していたか、購入を決めるときはどんなところを大事にしていたかなど、購入前に気になるポイントをお聞きしていきます。

今回ご紹介するのは、3LDKのマンションをリノベーションした関谷さんご夫妻のお部屋です。お子さんが成長するにつれて引っ越しを考えはじめたものの、賃貸ではなかなか理想の物件が見つからず、リノベ物件の購入に至ったのだそう。「そんなに強いこだわりはなくて」とお話しながらも、居心地のよい暮らしをつくるために気にかけていたポイント、実際に住んでみて気づいたことなどについてお聞きしました。

プロフィール
名前:和起さん、実里さん
専有面積:65.76㎡
間取り:3LDK
築年数:25年
契約タイプ:購入


物件探し〜契約まで

今のお部屋に住み始めたのは2年ほど前。お子さんが大きくなるにあたって、お引っ越しを考えるようになったそうです。

和起さん「清潔感がありながら、生活が自然と馴染むような中古の物件がいいなと思い、リノベーションできる家を探していました。あとは通勤圏内であることと、予算に合うかどうかも重視していましたね」

左から和起さん、航汰くん

一生に何度もない大きな買い物なだけあり、何軒も内見をしているとだんだんモチベーションが落ちてしまう方もいらっしゃいますが、おふたりはその点、お部屋探しの期間もたのしめていたのだと話します。

実里さん「半年ほど、10軒ぐらいはみたと思いますが、純粋にたのしかったですね。『だいたい10〜15軒で決める方が多いです』と市川さんからお聞きしていたので、そのなかでいちばんしっくりくる部屋に決めた感じです」

ブルーグレーの扉は、白で統一されたLDKのアクセントに
扉のあまった塗料で、手持ちの収納(右奥)にも同じブルーグレーをご自身で塗ったのだそう

リノベーションでこだわったポイント

リノベーションにあたって、細部にまでこだわりや理想がある方もいれば、全体の雰囲気や、使いやすさから徐々に「こんなお部屋にしていきたい」とご要望をうかがうことも。関谷さんご夫妻は、理想の雰囲気に近いお部屋の写真を送りながら、イメージを伝えていったのだそうです。

和起さん「キッチンはもともと壁で覆われていたのですが、『ここの壁を抜いたらだいぶ違うと思いますよ』と提案していただいたんです。リノベ前は正直全然どんなふうになるか想像できなかったんですが、実際に壁をなくしてみると部屋全体が広く感じられて、やっていただいてよかったなと思いました

仕切られていたリビングとキッチンの壁をなくすことで、リビングがより開放的な空間に感じられます

実里さん「水回りの洗面台とお手洗いには落ち着いたブルーの壁紙を使用しました。部屋の場所ごとに好きな素材や色を取り入れられるのが、リノベの良いところですね」

洗面台とお手洗いは、お揃いのブルーの壁紙。お手洗いの床材のフロアタイルもシンプルながらかわいらしいデザインです

また、お庭を有効活用するために作られたものも。

和起さん「ウッドデッキがあると庭のたのしみ方の幅が広がるだろうなと思い、大工さんにお願いしました。管理組合さんに、いつでも動かせるようにしてほしいと言われていたので、土台となるパレットは自分たちでホームセンターで買い、可動式にしています。夕方、ここに腰かけてお酒を飲むのが至福のひとときです」

リビングの床と同じ高さのウッドデッキを作ることで、リビングがさらに広く感じられるようになったそう

テレビ台も、omusubi不動産にご依頼いただいた家具のひとつ。

和起さん「前の家からそのまま持ってきた家具も多いのですが、テレビ台は写真をお見せして『こういう感じでお願いできますか?』とご相談したところ、イメージ通りに作ってくださって。ほかの家具とも馴染んでいて、すごく気に入っています」

引っ越して感じる生活の変化

以前住んでいたまちから松戸へ移り住んだことによって、子育ての面でプラスに感じることがいくつもあったのだそうです。

実里さん「引っ越してみて知ったことなのですが、松戸って子育て支援がすごく充実しているんですよね。たとえば幼稚園が14時くらいに終わり、そこから夜まで預かり保育をしてもらうとさらにお金を払わなければならないんですが、その分を市が負担してくれたり。家の近くにある送迎ステーションに送り届けると、幼稚園までバスで送迎してくれるサービスなんかもあったり……。手厚い支援制度があり助かっています」

また、生活スタイルにも大きな変化が。

和起さん「そういえば、引っ越してから車を使う機会が激減しました。以前は休日になると都内に出ることもよくありましたが、こっちへ来てからは徒歩圏内のお店に行くことが増えましたね。それこそomusubiさんが運営しているOne Tableだったり、八柱のMOKICHI珈琲さん、あと山田屋の家庭用品さんなんかもよく行きます」

実里さん「わざわざ遠くまで行かなくてもマルサン堂が近くにあるので、歩いて買いに行けたりね。買い物は近くのお店で事足りるなと感じています」

また、リノベーションを機にちょっとしたDIYにも挑戦されたようで……。

和起さん「玄関から入ってすぐの部屋の壁に有孔ボードを取り付け、ちょっとした収納スペースを作りました。ものが引っ掛けられるように、穴の部分にフックを取り付けています」

最後に、リノベ物件を購入したことで想定外だったことをお聞きしました。

和起さん「思ったことと違った、っていうことは特になかったですね。もし子どもがもう一人できたら広さや収納の問題が出てくるかもしれないけれど、なんとか工夫してやっていけるかなと。あ、ただローンを組むための審査の準備はものすごく大変でしたね……。銀行へ行ったり書類を作成したり、その辺は仕事しながらだったので終わる頃にはぐったりでした(笑)。うん、でもそのくらいです」

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壁紙や床材、ドアノブのデザイン、蛇口の形状など、細部までこだわり出すと無数の選択肢が生まれるリノベーション。それらすべてに強いこだわりがあるわけではないけれど、心地よい住まいをつくるための、ささやかな希望ひとつひとつを実現されているおうちだなと感じました。

omusubi不動産プロデュースのリノベーションにご興味を持ってくださっている方、またリノベ素材の物件購入を検討している方などに向けて、毎月イベントを開催しています。今月のイベント詳細、お申し込み方法は下記のページをご覧ください。



取材・撮影=ひらいめぐみ


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