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俺はソクラテスにはなれない
大村あつし
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作詞、作曲、歌、演奏、録音:大村あつし
今週は、
「大村あつし、会社を辞めたかったソング」
の第二弾です。
僕が配属された部署では、朝のゴミ捨ては入社1年目の社員がするもの、というルールがありました。
このゴミ捨ては本当に大変で、情報システム部というところは何十リットルかわかりませんが、自分が見てきた中では最大級の大きさのポリバケツ4杯分、紙のゴミが毎日出ます。
それを集めて、同期入社の友人と300メートルほど離れたゴミ捨て場に捨てに行くのですが、台車にはポリバケツが2個しか載らないために、2往復、朝っぱらから1Km以上、台車を牽きながら歩くわけです。
ただ、このこと自体はそういうルールなので受け入れていましたが、バブルも崩壊し、入社2年目には新入社員が誰も入りませんでした。
そして、当たり前のように同期の友人と僕の二人が、2年目もゴミ捨てをやらされることになりました。
このことに不満を感じた僕は、先輩社員に猛抗議しました。
そのときに返って来た返答が
「規則だからしかたないじゃない」
話は変わりますが、牢獄にいたソクラテスは、弟子たちが脱獄の手はずを整えたにもかかわらず、「悪法も法なり」と言って毒を飲んで死んだと言われています。
あまりに理不尽な会社(今でいう超ド級のブラック企業)
ソクラテスの迷言
この2つをミックスさせて作り上げた曲です。
この頃には、会社に対する鬱憤や失望は頂点に達し始めており、僕が退職を決意した頃の歌になります。
大村あつし、前回に続いて尖っています!(笑)
曲はシンプルなピアノの弾き語りですが、イントロはCで始まるのに、歌に入ると同時に突然のE♭への転調、そして、再び突然の転調で最後にはCに戻るという、僕の大好きな転調を用いています。
----------
昔の偉い哲学者は牢の中からこう教えた
「それが法ならば従うべき」と
毒を飲み死んだのさ
その尊い教えは今なおこの世に生き続けている
誰もが二言目にはこうさ
「規則だからしかたないじゃない」
そのセリフ 口にするたびみんな年をとっていく
納得できない規則やそれを押し付ける組織に身を委ね
現代の哲学者たちは自己弁護に明け暮れる
俺はソクラテスにはなれない
今週は、
「大村あつし、会社を辞めたかったソング」
の第二弾です。
僕が配属された部署では、朝のゴミ捨ては入社1年目の社員がするもの、というルールがありました。
このゴミ捨ては本当に大変で、情報システム部というところは何十リットルかわかりませんが、自分が見てきた中では最大級の大きさのポリバケツ4杯分、紙のゴミが毎日出ます。
それを集めて、同期入社の友人と300メートルほど離れたゴミ捨て場に捨てに行くのですが、台車にはポリバケツが2個しか載らないために、2往復、朝っぱらから1Km以上、台車を牽きながら歩くわけです。
ただ、このこと自体はそういうルールなので受け入れていましたが、バブルも崩壊し、入社2年目には新入社員が誰も入りませんでした。
そして、当たり前のように同期の友人と僕の二人が、2年目もゴミ捨てをやらされることになりました。
このことに不満を感じた僕は、先輩社員に猛抗議しました。
そのときに返って来た返答が
「規則だからしかたないじゃない」
話は変わりますが、牢獄にいたソクラテスは、弟子たちが脱獄の手はずを整えたにもかかわらず、「悪法も法なり」と言って毒を飲んで死んだと言われています。
あまりに理不尽な会社(今でいう超ド級のブラック企業)
ソクラテスの迷言
この2つをミックスさせて作り上げた曲です。
この頃には、会社に対する鬱憤や失望は頂点に達し始めており、僕が退職を決意した頃の歌になります。
大村あつし、前回に続いて尖っています!(笑)
曲はシンプルなピアノの弾き語りですが、イントロはCで始まるのに、歌に入ると同時に突然のE♭への転調、そして、再び突然の転調で最後にはCに戻るという、僕の大好きな転調を用いています。
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昔の偉い哲学者は牢の中からこう教えた
「それが法ならば従うべき」と
毒を飲み死んだのさ
その尊い教えは今なおこの世に生き続けている
誰もが二言目にはこうさ
「規則だからしかたないじゃない」
そのセリフ 口にするたびみんな年をとっていく
納得できない規則やそれを押し付ける組織に身を委ね
現代の哲学者たちは自己弁護に明け暮れる
俺はソクラテスにはなれない
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