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荒らされたウィキペディア

 ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、 こちら が僕のウィキペディアページです。

 それまで、「過去10年でもっとも成功したITライター」とか、「日本一のVBAライター」と言われていても、僕がウィキペディアに掲載されることはありませんでした。

 ところが、『エブリ リトル シング』がベストセラーになったあと、当時のアシスタントが僕のウィキペディアページを見つけました。

 もちろん、どこの誰が作ったのかは知りません。

 ちなみに、その作品 『エブリ リトル シング』 もウィキペディアページがあります。

 しかし、僕のウィキペディアページができたあと、実はある問題が起きました。

 当時、mixiの「小説家コミュニティ」で、「今度、『無限ループ』という作品が出ます」と告知したところ、メンバーの一人が謎の逆ギレ。

 相手にするのも面倒だったので、「『無限ループ』が売れなかったら作家を廃業します」と言い捨ててそのコミュニティをやめたのですが、発売からわずか3日後に、ウィキペディアに以下のように書かれました(正確な文言は覚えていません)

 「『無限ループ』が売れなかったら作家を廃業する」と宣言し、『無限ループ』が売れなかったために小説家を廃業。

 もう一度言います。
 発売からわずか3日後です。
 しかも、その後すぐに、『無限ループ』はAmazonの「文庫ミステリー」部門で1位を取り、最終的には7万部のベストセラーになりました。

 このとき僕は、アシスタントにお願いして、ウィキペディア事務局に記事の訂正をお願いしたのですが、事務局の解答は

 あなたが、大村あつし氏に委託されたという確証がない

 「それもそうだな」と思い、今度は僕が自らウィキペディアに訂正を依頼しました。

 その返事は

 あなたが、大村あつし氏本人である確証がない。
 また、記載内容が虚偽であるとの確証もない。

 僕は思いました。

 ウィキペディアは、存命中の人物、すなわち、「生きている人」に関しては、当人の意見、意志、思想を尊重すべきではないかと。

 もちろん、政治家を見ていてわかるとおり、本人でも嘘をつくことはあるでしょう。

 しかし、僕は小説家を廃業していません。

 それなのに、ウィキペディア事務局は、「記載内容が虚偽であるとの確証がない」と、「嘘だ!」と主張している本人に言い放ったのです。

 ちなみにこのときは、僕のファンが烈火のごとく怒って、俗に言う「編集合戦」が始まって、最終的にはウィキペディアを荒らした人が折れましたが、僕にとってウィキペディアは、2ch(現5ch)と大差はありません。

 なにせ、こんな嘘がまかり通るのですから。

 たとえばですが、僕が大好きなサンドウィッチマンが2007年のM-1グランプリで優勝したときのウィキペディアを見ると、次のような記載があります。

トータルテンボスの大村朋宏は、「サンドウィッチマンかパンクブーブーが敗者復活の勢いをもって勝ち上がってきたら危ないと思っていた」と告白。

 惜しいですが、この発言をしたのはトータルテンボスの藤田憲右です。

 ウィキペディアなんて、所詮はこの程度のものだと思っています。

 そして!
 事件は起きました!

 3年ほど前でしょうか。
 友達から、「大村。お前のウィキペディア、とんでもないことになってるぞ」

 「どういうことだろう?」と見てみたら・・・。 

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 まぁ、怒りを通り越して笑いしか出ませんでしたね。

 このときは、「記載内容が虚偽であるとの確証がない」と本人の主張も平気で突っぱねるウィキペディアの運営事務局も、さすがにすぐに対応しましたが、では、なぜこのような話をしているのか、最後になりますが本題に入ります。
(今日は、親知らずを抜歯して、頭が朦朧としており、文章がまとまりません)

 すでに、noteの中でウィキペディアに載っている方もいらっしゃるでしょう。

 また、今後、ベストセラーを飛ばしてウィキペディアに載る方もいらっしゃるでしょう。

 しかし、ウィキペディアに限った話ではありませんが、これが「ベストセラーを出す」ということなのです。

 嘘を書かれ、女性であれば最悪、アイコラまで作られて、それでも辛抱するしかないのです。

 なにせ、どこの誰がやっているのかがわかりませんので。

 ただし、それを防ぐ方法はあります。

 それは、「掲示責任」を重くすることです。
 ウィキペディアの例で言えば、誰が書いているのかはわかりませんが、掲示しているのは紛れもなくウィキペディアです。

 僕は、嘘を掲示するのは、嘘を書くのと同罪だと思っています。

 嘘が書かれたら、すみやかに対応する。
 それができないのであれば、「みんなの知恵でネット百科事典を作る」という目標は絵空事だった、ということではないでしょうか。

 実際、出版社には誤字脱字のチェックのほかに「事実確認」をする校閲部という部署があるのですが(校閲部がない出版社もたくさんあります)、彼らは絶対に、ウィキペディアで事実確認はしません。

 はなから、ウィキペディアは間違えていることを前提に、国立図書館などで事実確認をします。

 今では、大学の卒論も参考文献に「ウィキペディア」と書かれているだけで書き直しをさせられることもあると聞きます。

 もっとも、これは二極化が進んでおり、ウィキペディアのコピーペーストで卒業できてしまう大学もありますし、15年ほど前に、官僚がウィキペディアを丸写しした資料を提出して国会で大問題になったこともあります。

 インターネットというのは、かくも恐ろしい世界です。

 何気に書いた一文が曲解され、尾ひれがついて、「そんなこと言っていません!」ということがtwitterでバズるかもしれません。

 もちろん、みなさまはそれくらいのことは百も承知でハンドルネームをお使いになっていらっしゃると思いますが、中には、居住している県名から、自分の声までアップしている方もいらっしゃいます。

 このような方は、ネットユーザーのリサーチ力はすさまじいものがありますので、くれぐれもお気をつけくださいね(*^^*)

 いずれにしましても、これからベストセラーを出される方は、どこまで自分をさらけ出せるのか、きちんと計算をしておかないと、僕のように「AV男優」「活動はオナニー」と書かれてしまいますので、十分にお気をつけください(笑)

【マルチナ、永遠のAI。】
https://note.mu/omura0313/n/na0a483687889

【夏休みのキセキ】
https://note.mu/omura0313/n/nd541be6c3641

【100万回生きた犬】
https://note.mu/omura0313/n/nd87cafa3f6e6

【無限ループ】
https://note.mu/omura0313/n/nfe1793c1d3c1

【ひとりぼっちのあいつ】
https://note.mu/omura0313/n/ne54012d9e374

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