マチネの終わりに、を読んだ

なんとなく今日は授業にも課題にも身が入らなくて、本が恋しくなった。途中で読むのが辛くなってきて、冬から手を付けていなかった本を読もうって思った。

それが、マチネの終わりに、という本。

福山雅治と石田ゆり子で映画化されていて、大人のラブストーリー!みたいな宣伝をされてたような気がする。

映画の宣伝を見て、その本を知った。まだ20歳にもなっていない子供だけど、大人の世界を少し覗き見してみたくなって、近所の本屋へ買いに行った。

本を読む中で、もうこれ以上読むのはちょっと無理だ、と思う展開があった。読み終えてもいないのに、この先読み進めても幸せを見ることができないだろうな、って気持ちがどんどん大きくなった。

登場人物に対する怒り、同情、悲しみ、、みたいな、負の感情が抑えきれなくて、本棚の端っこのほうにしまった。わたしは、ハッピーエンドしか読みたくないから、こういう本はもう選ばない!と、その時本気で思った。

今日、ふと、マチネの終わりにを読みたいと思った。もう一回この本の続きをちゃんと読もう。そう決めて、栞が挟まれていたページから読み始めた。

やっぱりやるせない場面もあったのだけど、最後まで読んだら思ったよりも嫌な感覚を覚えなかった。なにより、怒りを覚えていた登場人物に対しての、怒りが消えた。消えたというか、和らいだ、というか、、。

結末はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかは人それぞれの解釈に依ると思う。だけど、わたしは最後まで読んでよかったと思えた。

また、この本を読む気がする。1回で消化できるほどの理解力はわたしにはない。それに、わたしはこの本の表現が結構好きだって気付いた。

今回のnoteで書きたかったのは、この内容ではなかったんだけどついつい感想を書いてしまった。その内容はあとで書こう!

おやすみなさい。


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