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コーチング、アート、アイデア発想の共通点とは?

ひろとです。

最近は、コーチングコミュニティーのイベントに参加してみたり、artwork_nagoyaという美術展に行ってみたり、事業のアイデアを考えてみたりしています。

そんな最近の日々をふと振り返ったときに、何となく、似たような感覚でいる時間が多くなっているような気がしました。

どうしてなんだろう、この感覚の正体は何なんだろうと考え、コーチング、アート、アイデア発想等について思いを巡らせてみました。

すると、

「ん、これら(コーチング、アート、アイデア発想)って結構近いのでは?本質は共通しているのかもしれない」と思うようになりました。

今では、その本質こそが、僕が感じていた感覚の正体にかなり近そうな気がしています。

今日は、僕が思うそれらの共通点についてお話できればと思います。


【コーチング、アート、アイデア発想の共通点】

コーチング、アート、アイデア発想には共通点があると思います。

そして、それらは本質的なものだと思います。


その共通点とは、''偶発的に生まれる「今」に身を委ねている''ことだと思います。


なかなか分かりづらい表現だと思うので、順を追って説明します。

まず、コーチング。

コーチングにおいて大事なことは、「どういう結論に至ったのか」よりも、「そこに至るまでの過程を一緒に作っていく」ことだと思います。

コーチングを旅に例えてみると、

「明確な目的地はない。何かが見つかりそうな方向へ、そのときの感覚に従って進んでみる」

そんな旅なんじゃないかと思います。


次に、アート。

アートにおいて大事なことは、「どんな作品か」よりも、「どんな視点や背景があるか」だと思います。

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これは、美術展にあった作品の1つです。

僕はこの作品を見ながら、世間の声から耳を塞いでいるのかな、とか、悩んでいて頭を抱えているのかな、みたいなことを考えていました。

すると、近くにいた子どもが、

このお花さん、ズラを外そうとしているよ

と言ったんです。

これこそがアートだなと思いました。

正解はなく、そこにある視点や背景を想像して楽しむ。

こうかもしれない、ああかもしれないと考えを巡らせてみる。

その過程こそが、アートの本質だと思います。


最後に、アイデア発想。

アイデア発想の本質は、よりよいアイデアを生み出すことよりも、その過程を楽しむことにあると思います。

前提条件を色々変えてみたり、ひっくり返せるポイントを探してみたり、おもしろい名前から考えてみたり、あえてくだらないものを出してみたり。

そんなことをしている時間は、すごく楽しいですし、それが、僕がアイデア発想を好きな理由なんじゃないかと思っています。



改めてこの3つ、何が共通しているでしょうか?



どれにおいても、

最終的に生まれるもの(結論、作品、アイデア)は単なる結果でしかなく、過程が大事であり、それが本質なのではないでしょうか。

そして、 過程=偶発的に生まれる「今」の積み重ね です。

つまり、偶発的に生まれる今に身を委ねる、そのとき進みたい方に進んでみることが、過程を大事にするということに繋がるのではないでしょうか。


こんなことをいうと、

「それは遠回りなんじゃないか」とか、「効率性、実現可能性を重視しようよ」と思われるかもしれません。

もちろんその思いも分かりますし、それは正しいと思います。

ただ、自分は、何より偶発的な今を楽しんでいたいですし、それが生きる大きな意味なんじゃないかなと思っています。

(本筋とはずれますが、いかに偶発的な今を楽しめたのか、が最終的なアウトプットに繋がってくるような気もしています)


この記事が、みなさんの偶発的な旅のきっかけになれていたら嬉しいなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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