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田舎で開催するイベント集客のリアル

1、人口が少ない町のイベントで集客するには…?


仕事やプライベートで、かれこれ10年程イベント企画や開催に携わってきました。

そして、私が一番難しいと感じたのが集客です。

今思えば、とても無謀なことをしていたと思いますが、当時の私は全くノウハウを知らずに、手探りでイベントの企画や集客に取り組んでいました。

そして最近、webマーケティングを学び、様々な書籍や情報に触れて、

「あの集客方法はリストマーケティングだったんだ…。」

「イベントで売上が少ないのは、集客〜イベントの導線が整っていなかったからなんだ…」

と、様々な過去の出来事の原因と対策を理解することが出来ました。

そして、
集客や販売・マーケティングについての知識が書かれた書籍や情報は沢山あるけれど、実体験や失敗談が書かれているものがとても少ないという事にも気が付きました。

一般的なマーケティングの手法を、小さな企業や人口の少ない町で無理なく効果的に取り入れるには、サイズ感を合わせる必要があるなど、様々な課題も見えてきました。

人口が少ない地域を豊かにするマーケティングは、失敗や実践から学んだことの方が役に立つかもしれない…。

そこで、まずは集客について自分の実体験を振り、
返失敗談や気づいたことを書いてみたいと思いました。



2、初めて企画したイベントの集客は5名…。


私が初めてイベント企画に携わったのは10年ほど前。

定員20名程度の体験ツアーを、2年ほどかけて作りました。

その体験ツアーのモニター募集をしたのが、私が体験した初めての集客だったと思います。

沢山の人が協力し合い、2年もかけて作った体験ツアーの内容には自信がありました。

なので、モニター募集をしたら、すぐにお客様が集まると思っていました。

ホームページとラジオで募集の告知をしたのですが、集まったお客様はたった5名!

お客様は簡単に集まると思っていた私は、大きなショックを受けた出来事でした。


3、ポスター、Facebook、新聞掲載。1番効果があった集客とは?


その後も様々なイベントに携わり、だんだんと集客についてのコツのようなものがわかってきました。

ポスターやフライヤーを店舗や施設に置いて頂いたり、Facebookで集客したり、新聞の地方版にイベント開催の告知を掲載して頂いた事もありました。

振り返ってみて一番効果的だった集客は「直接お誘いする事」でした。

飲食店の方を対象にしたイベントを開催したとき、イベント内容が記載されたフライヤーと申込用紙を持って町内の飲食店を回り、1件1件手渡ししました。

不在のお店にはドアの隙間にフライヤーと申込用紙を挟んだりと、本当に原始的な集客方法でしたが、
結果として、この「手渡し」が一番集客率が高かったと感じます。


4、集客の半数以上が60〜70代だったそのワケは…


まだまだ集客に関して無知だった私は、町民限定イベントを開催するときにポスター、フライヤー、Facebookの他に、町で発行している広報にイベント開催の記事を掲載して頂きました。

20代〜30代の若い人にも沢山参加してもらえたら嬉しいな…と思っていたのですが…

参加してくれた方の半数以上が60〜70代と言う結果に!

後から気が付いたのですが、町で発行している広報は若い人達にはほとんど読まれていなかったのです。

広報のイベント開催記事を読んでくれたのは60〜70代の人達だった為、半数以上が60〜70代という結果になったのでした。


この出来事から、

集客したい客層に合った媒体で告知することが大切

だと学びました。

5、確実なのは地道な集客。


その後も、地域発信型映画の鑑賞会やお酒と食のマリアージュイベントなど、20名程度〜100名程度のイベント集客に携わりましたが、人口の少ない町で町民に来てもらいたい場合は地道に、直接来て頂きたい人に告知・連絡するのが一番効果的だと感じています。

こんなことを書くと、

「なんだ、そんなことか。」

「面倒だし、個別に連絡するのは大変。」

と思われるかもしれませんが、

2回目以降のイベント開催であれば、初回に参加して頂いた人たちとFacebookやLINEでグループを作ってイベント開催の連絡をするだけでも良いので、回を重ねるほど集客が楽になります。


集めたリスト=顧客にイベントやセール情報をLINEやメール、DMで送る
「リストマーケティング」
広告費ゼロで集客・売上獲得が出来る手法です。

ポスターやフライヤー配布、SNS発信と合わせて行う事で
リピーターさんと新規のお客様の輪が広がっていきます。

過去のイベント集客の失敗談と実体験を書いてみましたが、
世の中の変化に合わせて、集客方法もツール(様々なSNS・LINE公式等)もどんどん変化していますね。


実体験を振り返り、実際に販売数が増えた
「ちょっとしたひと手間」についても書いてみましたので、読んで頂けたら嬉しいです♪




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