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金木犀の簡単でおいしい漬物作り(白菜漬け)

 金木犀の母は若い頃、大量に白菜の漬物を作って、地元の農業祭などで販売していました。当然、冬の食卓にはいつも白菜の漬物がありました。

 当時は、あって当然という感じで、特にありがたくもなかったのですが、独立して別の生活になると、やはり食べたくなるものです。

 そこで、何年か前から、母に作り方を教わって、自分で作っています。

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 最近は白菜を丸ごと売っているのは、少ないようです。近所のスーパーでは、1/4カットしかなかったので、2玉分で8カット購入しました。

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 あと、材料は、粗塩、鷹の爪、ニンニクのみです。柚子も入れたかったですが、無かったので断念しました。

 ちなみに材料費は、全部で1200円ほどです。

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 白菜は生のまま漬けます。お湯に通したりはしません。 

 白菜は、最初1/4のまま漬けようと思いましたが、少し大きいので更に半分にして1/8の大きさにしました。

 通常は、塩の量は白菜の重さに合わせると思うのですが、母のやり方は「適当」です。根本の厚みのある部分に塩をすりこみます。

 これが微妙で、多すぎるとしょっぱく(関西では「からい」と言います)なりますし、少ないと、水が上がりにくくなります。今回も後から少し足しました。

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 ニンニクは5片ほど、鷹の爪は8本ほどを刻んで、塩を付けた白菜と混ぜながら容器に入れます。もう少し増やしてもいいかもしれません。これも、好みです。

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 重りは、重い方が水が上がりやすくなります。今回は、合計で21キロ分乗せました。

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 漬けて、翌日には、下の方に水が溜まっています。

 1日目は、浅漬けの状態ですが、十分食べられます。下の方から取り出し、早速夕食に食べました。

 私は、白菜の漬物は、しなっとした柔らかいものより、ぱりぱりした食感のものが好きです。特に茎の方は、絶妙な塩味と甘みがあります。ご飯が進み、日本人で良かったと思います。

 また、冬の寒さというのが重要です。京都でも3月後半くらいになって気温が高くなってくると、発酵が進みすぎて変色や臭いがきつくなったりします。

 金木犀にとっては、「おふくろの味」ですが、私の子供にとっては、「おやじの味」になります。長男などは、興味を持って自分でも作ったりしています。

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 ついでに。

 これは、昨年に作った梅干しです。残りこれだけになりました。今年の分ができるのは8月なので、それまでもつか、微妙な所です。

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