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養蜂家としてマルシェでお客さんに伝えて驚かれる蜜蜂、蜂蜜のこと

自然スタイル養蜂家のおものかです。
兵庫県で西洋蜜蜂の養蜂をしており、養蜂を通じて自然環境保護活動に取り組んでいます。

今回の記事では、マルシェで蜂蜜販売の出店をさせていただいた時に、お客さんに伝えて驚かれる蜜蜂や蜂蜜の事を書きます。

初投稿として自己紹介記事を書きました。
下記の記事も読んでいただけると嬉しいです。



蜂蜜は虫歯にならない

「蜂蜜は虫歯になりません」とお伝えすると驚かれる方が非常に多いです。
といいつつも、「蜂蜜は虫歯の原因にならない」が正確な表現です。

蜂蜜の成分はブドウ糖果糖で出来ており、これらは虫歯菌の餌にはなりません。
なのでしっかり歯を磨いた後で蜂蜜を食べて寝ても虫歯にはなりません。

「甘いモノを食べたら虫歯になる」は恐らく子どもの躾けの為に使っていた言葉なのでしょうか。
甘いモノではなく、虫歯菌の餌となるモノを食べてしっかりと歯磨きしないと虫歯になります。

注意点としては、蜂蜜を食べることは歯磨きの代わりではないということ。
あくまでも綺麗に歯磨きをした後に食べても大丈夫ということです。

ちなみに歯を磨いた後で蜂蜜を大さじ1杯食べるダイエット法があります。

寝る前に蜂蜜をスプーン1杯分食べて口の中を湿らせてあげてから寝ると、翌朝起きてから口の中がすっきりしていて病みつきになります。
また蜂蜜には歯石抑制効果や、殺菌作用、保湿作用など体のケアに役立つ働きも多いです。

蜂蜜には賞味期限がない

蜂蜜好きの間では有名な話ですが、1913年に米国のT=M=デーヴィスという考古学者が約3300年前のエジプトのピラミッドから食べられる状態の蜂蜜を発見しました。
糖度が78度以上だと蜂蜜は発酵しないので、純粋な蜂蜜には賞味期限がありません。

ただ蜂蜜を商品として販売する時は賞味期限を記さないといけないので、一般的な養蜂家さんは採蜜日から2年を目途に賞味期限を記しています。
最近は採蜜日から3年や5年といった長い賞味期限を記す養蜂家さんも増えてきました。

また冬場は、蜂蜜の瓶の底の方から結晶化して固まりますが、腐っている訳でありません。

蜜蜂の9割以上はメス蜂

巣箱の中には多くの蜜蜂が入っています。
その内訳は
1匹の女王バチ
5~10%程のオス蜂
90~95%程のメス蜂
で、蜜蜂の多くがメス蜂だとお伝えすると驚かれる方が多いです。

オス蜂は交尾すると絶命する

オスは交尾の為だけに生まれ、交尾以外のことは何もしません。
ただ餌を食べて生活しているだけ・・・。
女王バチが交尾飛行の為に巣箱から飛び立つと、そのタイミングでオス蜂達は女王バチと交尾するために巣箱から飛び立ちます。
女王バチは複数のオス蜂と交尾しますが、女王バチとの交尾に成功したオス蜂は内臓を引っ張り出されて絶命してしまいます。
そして女王バチと交尾するにまで辿りつけなかった他のオス蜂たちは巣箱に戻りますが、ただ食べることしかしないので巣箱にいるメス蜂達に追い出され巣箱に戻れず、結局外で死に絶えることになります。

こんな感じで蜜蜂・蜂蜜の事をまとめてみました。
もし面白かったよーと思っていただければ同じようなテーマで書いてみようと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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