会社の研修について そのいくつか忘れた

会社に所属している以上、研修と飲み会問題は中々切っても切り離せない。

これらが存在する限り、何回でも記事のネタとして出てくる。

何回目になるかは覚えてないが、研修について感じていることを整理する。

まず、意味あるのか?というのが真っ先にくる。ここでいう研修はその業種の専門的なものを学ぶのではなく一般的なビジネススキルを学ぶようなものだ。

というか、専門業務の研修がほぼ無いのに、一般的な研修が度々あるってどうなのよ。

目的は一応うたわれているが、どうもしっくりこない。絶対に必要なことなのか? まあ、自分が受けたくないが故の言い訳なんだけど。

会社員に人気の研修というのを少し調べてみたが、どこかで見たような内容が多いように感じた。

とは言っても、当事者として研修という空間の中で体験するのと、ネットやなんかで見聞きするのでは、真面目に受ければ得られるものは結構違ってくるとは思う。

問題は、研修の内容に興味がもてるかどうかだ。なんというか理想論で、きれいごとみたいな印象を受ける。

あくまで、今まで似たような研修を受けた上での感想と偏見が混じるが、一般論を延々と説明されているような気分だ。まあ刺さらない。

自分にとって必要かどうか関係なく、参加を強制されるので、ある意味仕方のないことかもしれない。受け身だし。

僕のようにハナから研修は意味ないだろと考えているような人間にとっては中々、こういった意見を覆すのは難しいと思う。

研修ってなんかリアリティがないんだよな。一場面だけを切り取って、それについてシミュレーションゲームをしているような感覚がある。そこに至る過程とか連続性を無視して、単独の事象について考えるみたいなものが多い気がしている。実践前の準備運動のようなものかもしれないが、いまいちのれない。何かを想定すること自体はいいと思う。

業務中だと、常に実践みたいなものなので研修より緊張感や緊急性があって、より考えることがでてくる。

そのため、通常の業務中に色々学ぶことの方がよっぽど多いと感じる。こういったことも相まって研修って意味あるのかと考えてしまう。

また、効果の確かめようがない問題もある。研修というのは何かしらの気付きや変化を促進させるための手段の一つだと思うが、残念ながら僕自身は今まで受けた研修の記憶はほとんどない。

最初は、「研修なんか意味ない」と思ってたけど、ある研修を受けたら考えが変わったとか、何か効果が出てきたとかを実感している人の話をヤラセなしで聞いたり、そのことについて話し合ったりする研修の方が面白そうだ。

上でも書いたが、会社の研修は強制参加だ。長くて半日から1日程度ではあるものの、この日に研修をするから予定空けとけよというスタイルで招集が来るのでイラっとする。

この日、研修やるけど予定空いてる?ぐらい聞いてくるのがせめてもの礼儀だろと思ったが、結局、強制参加なら聞く意味ないか。「この日空いてる?」だと、「無理、じゃあこの日は?」とかやるのも面倒だし、「この日なら空いてる」とこちらから連絡するのも面倒だ。人数もそれなりにいるしな。

ただ、別部署の人間に研修参加を強制させる権限なんてあるのかと思う。下手すりゃパワハラだろこれ。

業務が忙しいタイミングで研修の日程が組まれたりするので、ただでさえ参加したくないのに余計に行きたくなくなる。仮病を使ったらどうなるかは確かめたいところだ。

あとは、研修を組んでるのが人事部とかその辺だと思うけど、自己満足感が透けて見えるのが嫌だ。仕事してます感を出すために巻き込まないで欲しい。効果があったかわかりづらいし、研修によるものかどうかもはっきりしない気がする。

研修は、聞くだけの一方通行には開催側は基本的にはしないので、何らかの話し合いの場を設けられていることが多い。

日常、仕事で関わる人、関わらない人が混在している。知らない人の前だと中々、ボケたり、本気か冗談かわからない発言をしづらいんだよな。ちょっとでもそういうところでストレス発散をしたい。

研修の雰囲気としては必ずしも重苦しいものではないが、開催部署(自分の会社)の課長クラスも数人いて、監視されているようでやりづらい。

僕は、なにか新しい試みとか、良い効果をもたらすであろう取り組みなんかは一回試してみよう一派の人間なので、研修の効果を信じて何かやってみようという開催部署の考えは頭ごなしに否定できない。

ピンポイントで、研修をやらなくていい宗派に鞍替えして、「僕、研修とかそういうのやらない(禁止されている)宗派なんで」といって断りたい。

多様性の世の中だ。


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