ウツを患って知ったこと その3
表裏一体
今思えば、無自覚 = 自分の声を聞かなかったせいで、通院や治療、休職の判断が遅くなった。
それゆえ回復は遅々としていて、確信に至るものは、正直まだ少ない….
それでも通るべき道だったのだと思えるので、自分のことも誰のことも恨んではいない。
気づけたことは多くあり、後悔もしていない。
自分は生かされていると思うのと同じくらい、自ら生きることをまだ願っていることも認識できた。
そして、家族や友だちのサポートなしには、ここまでたどり着けなかったことを深く実感し、心から感謝している。
方向転換
今は、自分の好きなものを見直したり、探したり。
嫌いなものも時に、苦手と言い逃れず、素直に嫌い、無理と認めることを心がけている。
こんなにも自分という人間が見えない。
不可解というのも、これまでになかった大きな気づきだ。
まだまだ勇気が必要だったり、慎重になりすぎたり、過剰に不安を感じたり、時間を要することが多々ある。
けれど、無駄な自責や先回り、落ち込みは減っているように思う。
完全に以前の状態に戻らなければならない、早期回復に努めなければ、などと焦ることもなくなった。
それらと上手く付き合っていこうと思う方へ切り替えること、違う方法に目を向けることができるようになった。
それが今は、前に進めている兆し。
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