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きみの春になれたら

プププランドのきみの春になれたら、めっちゃ好きなんですよね。

月が綺麗ですね、とかに並ぶ日本文学的な愛情表現だと思います。きみの春になれたら。

春って、大体の人が過ごしやすい季節で(花粉とかはあるけれど)、人間だけじゃなくて草木や花、動物が動き出す時期で、気温だけの問題ではなくぽかぽか暖かくて、どこか安心できて、どこかわくわくと気持ちが浮き足立つような、世界を愛おしく思う瞬間が垣間増えるような、そんな季節かと思います。私は春の匂いが好きでもあり苦手でもありますが。

青春や売春という言葉もありますが、それらも、「春=若くて勢いの盛んな時期、最盛期」というように、春という季節を特別で大切なものと解釈しているから生まれた言葉でしょう。

そんな春。「きみ」にとっての「春」。に、なりたい。

最大級のラブレターですね。

ということで、自分は好きな人の何になりたいのか考えてみました。


きみのバファリンになれたら 

きみの傘になれたら

きみのとっておきの手土産になれたら

きみの凍えて手足が悴んだ日の湯船になれたら

きみの缶のコーンポタージュの底に張り付いて何度も底をたたかれるとうもろこしの粒になれたら

きみの炊飯器を開けた時に真っ先にきみの鼻に入り込む炊き立てのご飯の香りになれたら

きみの仕事帰りにくたくたになりながらコンビニで買った発泡酒の最初の泡になれたら

きみの相性抜群のシャンプーを使い始めた日の乾かしたての髪になれたら

きみ(どうしようもなく猫好きで、猫が日々の喧騒から逃れられる唯一の癒しである人物)の猫になれたら  


う〜ん、しごく単純な表現しか出てきませんね。
その人を救える存在とか、その人の心を少しだけ浮き立たせる存在とか、その人に必要とされる、できれば唯一の存在になりたいみたいです。

傲慢だな〜〜

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